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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ポジティブに

朗読の会

教育って?

シナリオ・センター代表の小林です。梅雨寒のような気温です。
高校野球は、春に続き夏の甲子園も中止とのこと。野球のみならずほかのスポーツ大会もどんどん取りやめになり、学校の休みは長引き、9月入学だとかも取りざたされ、就活も内定取り消しや動くこともできず、学生にとっては受難の年になってしまいました。
ですが、これを受難と思わずに、人間として磨きがかけられる輝くための時期として、とらえたらいかがでしょう。
最近の傾向として、寛容さがなくなっているといわれています。
教育委員会も、あえて学力はさておいて、人間形成の時間としてのアプローチにかえてみてはと思うのです。
これからも起こりうるこういう事態を乗り切る力を持つには、知識を入れることより知識を活かせる人間づくりが私は大事かと思うのですが。日本全体で哲学したいです。(笑)
もちろん、学力は落ちるかもしれませんが、勉強なんて必要であればいくらでも取り返すことができます。知識があっても活かせなければ力になりません。それは人間力にかかっていると思うのです。
反対に今まで起こり得なかった事態を活かして、絵本作家の五味太郎さんがおっしゃるように「心も日常生活も、乱れるゆえのチャンス」にしたいですね。
五味さんは「今は、子どもも大人も本当に考える時期。今こそ、自分で考える頭と、敏感で時折サボれる身体が必要だと思う」とおっしゃっていました。「元の生活に戻りたい」という子供たちに「そんなに元の生活はよかったかい?」と尋ねていらっしゃいましたが、まさに、ここだと思うのです。

小学校などで「思いやりのある子」という標語が掲げられているところが多くみかけますが、「思いやり」ってなーに?って、突き詰めたことはないと思うのです。キッズシナリオが小学校で喜ばれるのは、「思いやり」だけでなく、抽象的なことが具体的に見える、見える化ができるからなのです。
シナリオを描くことで、友達のキャラクターを考え、だったらどういうことが起こるのかを見えるように書くことで、具体的に想像力を落とし込むことができます。シナリオって、ドラマを創るだけでなく、人間を描くことなので実生活にも役に立つ、しかも抽象的ではなく具体的ということなのです。
シナリオを使って「考える力」「他人を想う心」培っていただけたら嬉しいですね。

 

生ライブ配信 朗読の会

シナリオ・センターの講師仲間が、演劇などの中止で困っている役者さんたちを助けようと動き出しました。
NPO法人文化芸術教育支援センター、KKエンターテイメント、中目黒トライが協力し、都の指導に従ってできる範囲内で生配信ライブを行います。
5月23日(土)開演時間21:00 中目黒BEST TV 
販売元NPO法人文化芸術教育支援センター  2000円
https://t.livepocket.jp/e/t_p2y?fbclid=IwAR1rEkVfQ6Y8u10mLaH6CkvpmgLzIepTwoJYgUpqTbHha46r9zIgOeC1PsE
柏田講師が川中美幸さんのところで行っていた朗読会と同じように、小説「武士の料理帖」の中から作品を選んで、松本講師プロデュースのもと小劇場を中心に活躍されているKいちさん、久米田彩さん、宮原将伍さんのお三方が朗読されます。
「朗読の会~人それぞれに思い出の料理がある~」是非見てください。
初めての試みですが、できうる限り続けていけたらとのことです。
エンターテイメントの世界も今や風前の灯ですから、みんなで助け合っていきたいものです。

過去記事一覧

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