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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

創造

カルティエの絵葉書から

カルティエの世界

シナリオ・センター代表の小林です。目の保養をしてきました。
「カルティエ、時の結晶」、そうです、あのカルティエの時計や宝石のあれこれが、国立新美術館で展示されているので、見にいってきました。
真っ暗な中での展示で、それこそキラキラと輝く宝石たちが輝きまくっているというすごい展示です。(笑)ほかの展覧会に比べて警備もしっかりとしていて、ルパン三世もなかなか盗みに入れないぞっていう感じの中で、名品の数々を堪能してきました。
私自身は、今のデザインよりは、昔のアンティーク的なデザインが好きです。
この展示で驚いたのは、いかにカルティエが多くのものから刺激を受けて、勉強しているかということです。
カルティエがこれほど輝いているのは、今も昔もルイ・カルティエの好奇心から生まれたものだということがよくわかります。
芸術家による野生動物のデッサン、カワセミの羽を用いた中国の髪飾りや鈴木春信の浮世絵、型染の型紙まで世界中から集められ書籍やオブジェが山ほど蒐集されており、それらがデザイナーのインスピレーションを刺激してきたのです。

創作というのは、すべて同じなのですね。
どれだけ多くの知識や教養というものをもてるかということが、魅力ある作品へとつながってきているのです。世の中のことはすべてつながっているといっても過言ではありません。
個人的には好き嫌いで決めていいのですが、創作者として立っていこうとするならば、あれも知らない、これは苦手、興味ない、好きじゃないと言っていては、創造力は広がっていきません。
カルティエの輝くばかりの名品は、そうした努力の中から生まれだしたものなのですね。
貧乏人の私としては、素晴らしい時計や宝石の多くが個人蔵だということにも驚きましたけれど・・・どんな方が身に着けられているのでしょうか。知らない世界は本当に無限にあります。

コンクール

作家集団の大前講師が、12月から2020年3月までのマンスリーで、エフエム八ヶ岳(82.2MHZFM)でおしゃべりをします。
題して「小林節子と大前玲子のMovie Brunch」第一土曜日・日曜日の10時から10時55分。
ラジオドラマ制作にむけてのプレ番組で、映画・ドラマの設計図にあたるシナリオについて学びながら、ドラマの魅力に迫る番組だそうです。
ポピュラーな映画と音楽を題材に、大前講師が映画大好きな小林アナウンサーと、その映画の構造を楽しく探ります。
映画の面白さを感じながら、ラジオドラマの描き方も学べるようですので、聞いてください。
北杜市は「水の山映像祭」を開催しており、毎年シナリオコンクールも行われています。来年はどういう募集をされるのかまだわかりませんが、楽しく聞きながら、次のコンクールへの準備もできそうです。
12月16日(月)はシナリオS1グランプリ授賞式と公開講座があります。
次のコンクールを狙うなら、ここは是非、聴いておきたいです。
授賞式では、受賞作品のどこがよくて選ばれたかを知り、公開講座では、どう描けば選ばれる作品になるかを具体的お話しします。
来年も色々なコンクールにチャレンジして、いい結果を残せるように今から準備をしていきましょう。

過去記事一覧

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