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しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。

監督・脚本家 目黒啓太さん
『セカイイチオイシイ水〜マロンパティの涙〜』で長編デビュー

監督・脚本家志望者注目!シナリオ・センター出身監督・脚本家 目黒啓太さん

シナリオ・センターの講座やゼミには、「脚本家としてだけでなく、映画監督としても活動したい」というかたが沢山いらっしゃいます。脚本家・監督として活動されているシナリオ・センター出身者も沢山いらっしゃるんですよ。

そのひとりが、シナリオ・センター出身監督・脚本家の目黒啓太さん。

目黒さんは映像制作会社勤務を経て、2013年から助監督として映画・ドラマに参加。
2011年にはシナリオ『大団円』が第21回シナリオS1グランプリで佳作を、2016年にはシナリオ『ライフ・タイム・ライン』で第5回TBS連ドラ・シナリオ大賞で大賞を受賞。
2016年10月期TBS連続ドラマ『コック警部の晩餐会』の第5・8話の脚本を担当した他、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2016」に選出され、短編映画『パンクしそうだ』を監督。

そして、9/21(土)公開の映画『セカイイチオイシイ水〜マロンパティの涙〜』で監督・脚本を担当されました。なお、この作品が目黒さんの長編デビュー作となります。

公開を記念して『月刊シナリオ教室10月号』(9/27発行)には目黒さんのインタビューを掲載。
それに先駆けて、こちらのブログにもコメントをいただきましたのでご紹介いたします。

目黒さんのコメントからは、ディレクションだけでなく脚本も書ける映画監督としての視点や考え方を感じることができます。監督・脚本家志望のかたはぜひ“先輩”のコメントを参考にしてください。

「物語を書く上での一番土台の、礎の部分が、シナリオ・センターで学んだことだと思います」

9年の歳月を費やし完成したフィリピン・パンダンの水道建設工事にまつわる実話を映画化
『セカイイチオイシイ水〜マロンパティの涙〜』
【あらすじ】フィリピンの首都マニラから300キロ南にあるパナイ島の田舎町パンダン。海水混じりの井戸水しかないパンダンでは、多くの村人が腎臓病などに悩まされていた。友人に誘われ軽い気持ちで、パンダン水道建設工事プロジェクトにボランティアとして参加した女子大生・明日香。しかし、戦争の禍根から日本人に反発する現地の人々、灼熱の中での作業など、多くの困難が待ち受けていた。そんな中、明日香を優しく迎え入れてくれたのは、5歳の少女アミー。二人は絵本と折り紙を通して仲良くなっていくが、アミーも重い腎臓病に蝕まれていた…。

※You Tube 太秦宣伝部 映画『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙』予告編より

――今回初めて長編を撮るにあたって、どんなことを特に心がけましたか?

目黒さん:­­­­主人公・明日香の視点、感情の流れを大切に描くことを一番のテーマとして制作に取り組みました。謎や恋愛、派手な筋書きなどの物語を牽引する要素が多くはない物語なので、明日香の感情が90分という時間の流れの芯となるよう、明日香が周囲の出来事に対してどう感じるか、そこからどう行動するか、ということを丁寧に追っていきました。

そして、前後の言動や感情の連なりでシーンとシーンを結びつけ、物語全体としての大きな流れが持続するように心がけました。

また、『観ている人がシーン毎にどんな感情になっているか』ということを強く意識しました。

シナリオを書いたり短編映画を撮ったりしてきましたが、そういったことを明確に意識したのは恥ずかしながら今回が初めて、というか……今までぼんやりとしていたものをより具体的に考えていきました。

特に、音(音楽・環境音・効果音)は、そのシーンで観ている人の中に湧き上がっている感情と共鳴するものだと思うので、音でシーンの雰囲気を強制的に固定するのではなく、観ている人の感情とリンクして広がりを生むような設計になるように心がけました。

――両国の熱い想いが込められた“実話”を、1つの“映画作品”にするにあたり、難しかったことや意識したことはありますか?

目黒さん:­­­­この物語の題材は90年代に実際にあった出来事ですが、原案の湯川さんが考えたストーリーの時点で時代設定を現代に変えたり、架空の人物である明日香を主人公にするという設定があったりしたので、事実とフィクションの差異という意味で悩むことはありませんでした。

明日香は友達に誘われて軽い気持ちでボランティアに参加した、という設定だったので、彼女の目から見てフィリピンという異国の地がどう映るか、そこで行われるボランティアに対してどのように向き合っていくか、という点を丁寧に描写することを意識しながら物語を作っていきました。

――監督・脚本家として活動されている今、シナリオ・センターで学んだことで役立っていることはありますか?

〇目黒さん:­­­­僕は通信基礎科に通ったきりなので、諸先輩方のように具体例をうまく出せないのですが……

物語を書く上での一番土台の、礎の部分が、シナリオ・センターで学んだことだと思います。1つ1つの要素として意識することはあまりないですが、「書く」という行為そのもののベースとして、学んだことが活きているように思います。

――目黒さんのように監督・脚本家として活動したいというシナリオ・センターの “後輩”に向けて一言メッセージを。

〇目黒さん:自分が“先輩”を名乗るなどおこがましく、ただただ、「皆さんに負けないように頑張ります」という思いです。

物語を作ること、人に感動を届けることは「学べる」もの、つまり、才能ある一握りの人の特権ではなく、要素を丁寧に紐解いていけば誰しもが手の届くものだと信じて、これからも学んでいきたいと思います。

最後になりますが改めて、『セカイイチオイシイ水〜マロンパティの涙〜』をどうぞよろしくお願いします。

■シナリオ・センター出身の脚本家・小説家・映画監督の方々のコメントを掲載!
『脚本家・小説家コメント記事一覧/脚本や小説を書くとは』はこちらからご覧ください。

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