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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

描くことやめなければ、春を待つことができる。みんなそうしてプロになった

愛42回創作テレビドラマ大賞授賞式

週休4日でお願いします

シナリオ・センター代表の小林です。今日は春です。
東京の開花宣言は、靖国神社の桜ですが、昨日はまだでした。でも、今日の暖かさは開花宣言が出そうな感じです。

先週「WOWOW新人シナリオ大賞」で圓岡由紀恵さんの受賞作「今日帰ります」を拝見しましたが、引き続き329日金曜日22時から、創作テレビドラマ大賞受賞作が放映されます。
「週休4日でお願いします」(NHK)石原理恵子さんの作品です。
たくさんの伝統こけしがドラマのポイントだそうです。
テーマは「働くことについて考える」ということですが、石原さんは「堅苦しいドラマではなく、見終わった人が温かい気持ちになれるこけしラブストーリーです」とおっしゃっています。
放映するにあたり、シナリオの直しなど大変な部分もあったことと思いますが、大勢のスタッフキャストで創られる、美術スタッフの技術や俳優さんの演技に感動された石原さん、これからのシナリオ創作活動の糧となられることでしょう。
ドラマは、多くの人が関わって作っていきます。
自分のシナリオがより以上の作品になることもあれば、自分のシナリオを理解されない作品になることもあります。
ご自分の感性をより伝えるために、しっかとシナリオの技術を使いこなしてください。

プロデューサーは

コンクールで頑張ると、色々なチャンスが巡ってきます。
プロデューサーの方々も実は鵜の目鷹の目でこれぞという新人を探しているのです。
前にご紹介した「脚本家という仕事」(TOKYOUNEWSBOOKS刊)から、こんなプロデューサーの声を聴いてみましょう。
テレビ朝日のヒットメーカー内山聖子プロデューサーは
「今を分析するっていうより、視聴者として今生きている人だから、むしろそこを強みににしたらいいのになって思っています。
分析するより、いま自分が『こういう人が見たい』とか『こういう思いが自分の中にある』みたいなことを吐き出せばいいし、やはりシナリオコンクールで上位に残っている人達は、どこかで本音を書いていますから。」
「生々しいタイプの脚本家が好きですね。当たり前ですけれど、生々しいセリフ、生々しいシチュエーション、フォーマットがない感じの脚本家が。」

フジテレビヤングシナリオ大賞の審査をされている河毛俊作プロデューサー、西岡瑞城プロデューサーは、
河毛プロデューサー「長くやっていくにはプロデューサーを見極めるのも脚本家にとって大事なんですよ。
そのためには若くても脚本家として自分はこうだという気概、自分の世界観がないと。
『お仕事をいただく』『いわれたものを書く』のとはちょっと違う。作家ってそういうものじゃないかな。
脚本家はある種の矜持がないとダメだと思いますよ。その作家の矜持を理解したプロデューサーに育てってもらわないと、うまくいかない。」
西岡プロデューサー「打ち合わせ以上のものを出してくれると嬉しい。その意味で、こちらが言ったとおりに書かない人、そこで裏切って面白くしてくれる人がいい。『こう来たか』と僕をうならせるような。」
シナリオ作家協会理事長の加藤正人さんは、「監督、プロデューサーは血眼でいいライターを探しています。力があればだれかが繋げてくれるんです。」
「でも、本当に2本目が難しい。新藤兼人さんは『誰でも脚本家になれる。それは自分のことを書けばいい。誰よりリアリティーがある作品、傑作が書ける』と言っています。
だけど2本目に違う人のことを書くときに壁がある。2本目が書けて、違う人のことが書けて初めてプロなんです。」
新藤兼人監督は「基礎技術をしっかり身につけないと、いいシナリオは描けない」と断言しています。
基本の技術を身につける。ここはシナリオ・センターで学べます。
ですが、作家の矜持、作家の目は、誰からも教えてもらえない、自分自身で創っていくことです。
脚本家を目指すなら、たくさんたくさん映画を観てテレビドラマを見て、人との出会い、アンテナを張りめぐらして、ご自分の作家の矜持を創ってください。

 

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