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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ものがたりの始まり

ないしょのM組~あかりの大事な宝物~(角川翼文庫刊)

雪の華

シナリオ・センター代表の小林です。東京の朝は、今季一番の寒さだったそうです。これからは「今季一番」がどんどん増えていくのでしょうね。
寒いと言えば、雪。岡田惠和さん脚本の映画「雪の華」(2/1公開)は、中島美嘉さんのウインターラブソングの名曲をドラマ化したものですが、フィンランドが舞台。
きっと透き通るような雪景色、ラブストーリーにぴったりのシチュエーションなのでしょう。
昨今、日本の雪はドカ雪が多いせいか、私の中では透き通るような美しさというより大変なイメージの方が強く、雪国の方々が困らなければいいなあと思ってしまいます。
今年は、ラブストーリーが語れるような災害にならないきれいな雪でありますように。
♪この街に降り積もってく 真っ白な雪の華 二人の胸に 想い出を描くよ♪
雪はラブストーリーには欠かせません。(笑)

ないしょのM組

ドラマにアニメに児童書に大活躍の出身ライター福田裕子さんの児童書の新刊が出ました。
「ないしょのM組」シリーズ「ないしょのM組~あかりと放課後の魔女」に次いで、第2弾「ないしょのM組~あかりの大事な宝物」(角川つばさ文庫刊)
小学生中級向けの児童書です。
新米魔女、魔法使いたちが、学校の中でも内緒に学ぶM組。 第1作目の「ないしょのM組~あかりと放課後の魔女~」では、自分が魔女だと知らない主人公のあかりがM組に転校してきて、魔女への特訓をされるところから始まります。
挫折しかかるあかりを助けてくれたM組のダメ魔女ふたり。それがきっかけで手品師魔女の千夏、恥ずかしがり屋でなんでも秘密の巫女魔女ひみと仲良し3人組になります。
落ちこぼれで落第しそうになりながらも友達に助けられて頑張って、自分がサンタクロースのような贈り物を届けるおくりもの魔女だということに気がつくあかり。ダメダメのだめ魔女ではありますが。(笑) 第1作の始まりでした。
そこになんでもできるアイドルキラキラ魔女の桃香、クールビューティの魔女アリサ、クールなイケメン魔法使いでちょっとあかりが胸キュンしちゃう十夜。占い魔女のナツメグ先生、美味しいケーキ作りが得意の元魔女のあかりのおばあちゃん。それぞれが濃いキャラクターでからんでいきます。
登場人物の組み合わせ、ぶつかり合いで、石(事件・事情)を投げたらどこまでも色々なお話しができちゃうほど、魅力的キャラクターばかりです。
 魅力的なキャラクター作りは福田さんの持ち味。私の大好きな「少年アシベGO!GO!ゴマちゃん」(ゴマアザラシのゴマちゃんがものすごくかわいい)始めアニメもたくさん描かれていらっしゃるだけに、キャラクター作りが本当にうまいのです。
憧れ性と共通性を巧みに使って、この主人公のあかりはもちろん、登場人物はとても素敵な女の子たち。
私が特に気に入っているのは、手品が上手くなりすぎて魔法が上手くできなくなった手品師魔女の設定。本来なら手品がヘタで魔法を使うといきそうなのに、手品が上手くなり過ぎて魔法を忘れるなんて、最高じゃないですか。
小学生が夢中になって読むはずです。
嫉妬、ケンカ、トラブルにめげずに、みんなの知恵や力をかりて、魔女なのに魔法に助けてもらうのではなく、自分たちの力で解決していく主人公たちに、共感を呼ぶことでしょう。
親御さんたちも安心して読ませられる、面白くって、爽やかで、お説教くさくないのにちょっと頑張ろうかなと思わせられる「ないしょのM組」です。
シナリオ・センターで学ばれていた頃の福田さんは、心優しい頑張り屋さんでした。
もしかしたら、みんなに素敵な物語をプレゼントしてくれるおくりもの魔女なのかもしれません。

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