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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

こどもたちよ

川喜多映画記念館 「子どものシナリオ・映画教室」上映会 監督のおことば

体調管理を

シナリオ・センター代表の小林です。暑さのぶり返しというのは、身体に堪えます。
子どもが風邪をひいて長引くケースが多いと、内科医の友人が言っていました。
事務局でも、風邪からぜんそくの心配があると入院しているお子さんに、夏風邪に高熱をだしているお子さんと、先週は相次いで、心配が続きました。
子どもはチャンとみてあげないと、親は仕事よりなにより子供の健康を優先すべきだと私は思っています。
仕事なんて変わりはなんとでもなるし、もしダメになったところで取り返しはつきますが、子供の健康はそうはいかない。もちろん大人もですけれど(笑)、大人も子どもも健康第一でいてほしいです。
人数の少ないシナリオ・センター事務局ですが、そこのところはチームワークの良さでカバーしてくれるので本当に助かります。
人は一人で生きているわけではないので、誰かによっかかってもいいんだよと、相身互いだよと、みんなが思えば過労死とか自殺とかもなくなると思うのですけれど。

子どもの力

土曜日は元気な子供たちとの再会でした。
鎌倉川喜多映画記念館で7/31・8/1と行った「子どもシナリオ・映画教室」の上映会が行われたのです。

シナリオを描いて、演じ、撮影するのですが、小学校4年生から6年生までの子どもたちが全部自分たちでします。
シナリオは独りで描くのですが、映像にする時は、キャストスタッフみんな子どもたちが、手分けしてやります。
撮影にはプロもついて見守ってはいるのですが、基本、一切口出し手出しはなし。
監督はもちろんのこと、撮影や録音、照明も子どもたちがするのですが、困った時だけフォローをする程度です。
今回で9回目になるのですが、最初は、こちらも初めての体験なので、子どもたちがカメラを上手く操作したり、音をとったり、照明をつかったりできるのかと心配で心配で、なにかと口も手も出してしまいました。
「いけない、いけない」とわかっていながら、大人はついつい口を出してしまうものです。反省!!
でも、実のところ、子どもはすっかり夢中で、ちっとも大人の言うことなど聴いてくれやしないことに、3回目くらいから気づきました。
それなので、今やただの付き添いのおじさんおばさんで、ひたすら見守りに徹しています。
なにしろ、シナリオも大人顔負けの発想ですし、登場人物のキャラクターをしっかり創らなければいけないと教えればきちんと作っていますので、大人の出る幕はないのです。
上映会での子どもたちの発表では、役者の子どもたちが「〇〇すぎる性格なので、こういう風に演じたので、そこをみてください」といえば、監督が「カット割りが上手くいったと思うのでそこのところを見てほしい」と言うほどですから。(笑)
保護者の皆さんはあっけにとられていました。まさか・・・ですよね、我が子がこんなにも逞しいとは、しっかりしているとは親は思いもよらないものです。
大人は子どもを信じましょう。
この子どもたちが、いつまでもイキイキと楽しくシナリオを描き、映画をとったことを、創作の面白さを忘れないで大人になってほしいなあと願っています。
そして、このような催しがいつまでも続けられる平和な世の中であることを。

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