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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

アンテナはどれだけ張り巡らしても足りないことはない

朝日新聞6/24朝刊「仕事力」より

素晴らしき水曜日

シナリオ・センター代表の小林です。今日は、素敵なランチをいただきました。
小説家の原田ひ香さんと柚木麻子さんとご一緒に。おふたりが一度お会いしたいとおっしゃられていらしたので、お引き合わせをしました。
お蔭でとっても楽しいひとときを過ごしました。
創作をされる方のお話しは本当に面白いです。
なにしろ、お二人のアンテナのはり方が半端ない、サッカーの「大迫半端ない」よりもっと半端ないかも知れません。ま、まったく比べられるものではありませんが(笑)
よく本も読まれ、映画もテレビも見ていらっしゃるし、色々な方とお会いしてお話を聞かれたりと、どう時間を作られているのだろうと感心するほど。
もちろん、その合間、あ、合間じゃないですね(笑)、小説を書かれていらっしゃる。柚木さんは赤ちゃんもいらっしゃるし。
私のような怠け者には考えられません。
そのくらいアンテナを張り巡らし、時間をきちんと使えないとプロとして通用しないのだと、おふたりのお話をお聞きしてしみじみ思いました。
シナリオの技術は、お教えできますが、感性を磨く術はありません。
どれだけ色々なことにアンテンをはり、たくさんの引き出しを創るかはご本人にかかっています。
好奇心満々に引き出しづくりにまい進していきましょう。

シナリオの基本

朝日新聞の「仕事力」で爆笑問題の太田光さんが、仕事について4回にわたって語られるのですが、その2回目の6月24日掲載分に、とても詳しくシナリオ・センターのことをお話ししてくださいました。
そうなのです。太田光さんもシナリオ・センターで学ばれたのです。
「映画作りを目指して、芸術学部演劇学科のある大学を選んだんですが、教授に理論を説かれても物足りない。
ほとんど授業に出ないまま、様々な舞台を見に行き、大学3年生の時には、シナリオオ・センターに通っていました。
すぐにシナリオを書けるとは思っていなかったけれど、実践的な基礎はここで学びました。
例えば、3行プロットといって、映画全体のストーリーは3行で言い切る方がいいとか、シナリオを起す前段階で、場所やセリフをシーンごとに紙にどんどん書きだす箱書きという方法とかです。
頭の中にある映像を言葉にして並べ、それをどう組み立てると面白いのか、後から考える。
そんな基礎的なことがすごく勉強になった。
そこから先は、作り手である自分の構想しかないとないとわかりましたね。(後略)」
端的にシナリオ・センターで学ばれたことを話してくださって、もう30年も前のことなのにちゃんと覚えてくださっていたのは、今も尚、映画への想いと共に使って下さっているからなのでしょうね。
是非とも一度、シナリオ・センターでお話ししていただきたいです。
お笑いの方では、劇団ひとりさんも出身だとおっしゃっていました。
シナリオ・センターでお教えしているシナリオの技術は、伝えるための技術ですから、すべてに共通して使えます。
基本を体得することで様々な業種に応用を効かせてくれます。
「型(基本)を知って型を崩せば型破り、型を知らずして型を崩せば型なし」
型なしではなく型破りへ!

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