シナリオS1グランプリ発表

シナリオ・センター代表の小林です。ちょっと梅雨空っぽい東京ですが、関東は梅雨入りとか。紫陽花がきれいな季節になりました。雨の日をウキウキ過ごせるよう、楽しいことをいっぱい考えたいですね。

「第32回シナリオS１グランプリ」の発表になりました。
残念ながらグランプリはでませんでしたが、準グランプリはおふたり受賞です。
準グランプリ
「平成剣術指南」花田麻衣子さん（作家集団）
「アイある婚活」若山翠水さん（本科修了）
佳作
「窃盗（しのび）」湊本佳孝さん（本科）
奨励賞
「ゴーストハウスの暮らし方」森久人さん（作家集団）
「なに見て跳ねるうさぎ」木江　恭さん（一般）
「3年目の春」高畑悠未さん（通信研修科）

おめでとうございます。
準グランプリの花田さんは、今年の橋田賞シナリオ新人賞についでの受賞です。

シナリオS1グランプリ受賞者、映画デビュー！

2014年、第26回シナリオS1グランプリで佳作を受賞された大月ももさんが、映画のシナリオでデビューされました。
今週6月10日からロードショー公開になります。
「めがみさま」松井玲奈さん、新川優愛さん主演。

閉鎖的な田舎町で、人生に絶望していた女性が、セラピスト・ラブと出会い、心酔し、自己啓発セミナーの手伝いをするようになるが・・・。
セラピスト・ラブがいいます。「他人の人生の中で生きるんじゃないわよ。自分の中で自分の人生を生きなさい」
いいセリフですね。

大月さんが受賞された、シナリオS1コンクール作品は「セカンドガール」。 愛人の女の子が奥さんに慰謝料代わりに、こっそり二人のセックスを見せろと強要されて、実行するのですが、さすがに途中で・・・。
不倫相手とセックスするところを不倫相手の妻がみるという破天荒な設定、主人公も奥さんも不倫相手も、きちんとキャラクターができていて、シーンひとつひとつが目が離せない躍動感があり、セリフもそれぞれのキャラクターがでて、思いっきり笑え、泣けるお話になっていて、審査員から絶賛されました。（月刊シナリオ教室14年7月号掲載）

その大月さんが執筆された映画「めがみさま」ですから、まだ拝見はしていませんが、目が離せない魅力的な映画になっていると期待しています。

シナリオS1グランプリは、常にシナリオ力の高い作品が選ばれます。
シナリオ技術を駆使して、キャラクター、セリフ、設定、構成、シーンを創りあげていくと、必ず大月さんのようにデビューすることができます。

6月26日（月）「シナリオS1グランプリ」の授賞式と公開講座が行われます。
まだ、若干お席はありますので、ご参加ください。
公開講座では、審査員の浅田直亮が「コンクール入選のための秘訣」をお話しいたします。