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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

シナリオライターはセコンド

はじめちゃんとともにファイト

日本中の人に・・・

シナリオ・センター代表の小林です。気候が安定していないせいか、ここ数日、なんだかけだるく、5月病?思い切って日曜日にトレーニングに出かけたら、筋肉痛になっちゃったけれど、身体は活性化したのか、元気がよみがえってきました。まだ、大丈夫だとひとりごちしている小林です。(笑)

土曜日は130期シナリオ作家養成講座の開講でした。 4月開講を5月に遅らせたのでちょっと心配していたのですが、昨年より受講される方が多く嬉しかったです。
シナリオ・センターの理念は「日本中の人にシナリオをかいてもらいたい」
ひとりでも多くの方がシナリオに関わってくださることがなによりの喜びです。

すべての人が、ふたつのそうぞう力(想像力&創造力)を持っていることができれば、地球はすてきなところになるでしょう。 想像力があれば、他人を思いやることができます。客観的にみることができます。未来を描くことができます。
創造力があれば、他人に想いを伝えることができます。自己表現をすることができます。未来を構築することが出来ます。

 

セコンドになろう

21世紀は素晴らしい未来だったはずなのに、21世紀になってから自然も社会もあまり良いとはいえません。
自然災害は人間の力が及ぶところではないにしても、自分のことだけしか考えない人が多くなったのはなぜでしょうか。
文明が進化すると、自分の頭や心で考えなくてもよいことが増えてくるからでしょうか。
確かに、デジタルは便利でいいと思います。 ハードが良くなることはとてもいいことかとは思うのです。一昔前は、こんな風に簡単に発信することなど考えられませんでしたものね。ですが、ソフトはアナログですから、そこは間違えないようにしたいですね。

創作はアナログです。自分の頭で考え、心で想い、その気持ちを表現していく、伝えていくものです。
多くの方が、シナリオを通して創作を楽しんでいただけたらと思います。
岡田惠和さんが、「対立を描くには、作者は、どちらかにつくのではなくセコンドでなくてはいけない。正義は50%・50%だから」と講義でお話をされたことがあります。
シナリオを描く、小説を描くということの素晴らしさはここなのだと思います。
対立を描くとき、ご自分なりの考えだけでなく、必ず反対の考えをしっかりと理解しないと対立が面白くなりません。ということは、対立する相手の話をよく聞き、理解しようとするということです。

最近の風潮は、右か左か、上か下か、賛成か反対か、短絡的に他人の話も聞かずに決めつけてしまうことが多いように見受けます。
まずは他人の話を聞く力を持つところから始めたいですね。想像力を広げる第一歩です。
日本中の、いや世界中の人にシナリオを描いてもらって、正義はどちらにもあることに気づいてもらいたいと願うばかりです。

過去記事一覧

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