menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

新しい海へ

鈴木光司さん壮行会

人間パワースポット

シナリオ・センター会長の小林です。どうも疑い深くて、本当に秋になったのか信じられない私がいます。
秋は、若い時は一番好きな季節だったのですが、歳をとってからはもの悲しい気分が強くなっていました。
でも、ここ数年の灼熱の夏のせいで秋が短くなったせいか、秋がとても恋しくなりました。秋は、実りの秋、芸術の秋、スポーツの秋、何に対しても素敵な季節なのですものね。

日曜日は、鈴木光司さんのお別れ会でした。
でも、鈴木さんらしくお別れ会ではなく「壮行会 新しい海へ」。新たな船出となりました。
なので献杯も、「献杯!」ではなく「ボンボヤージュ!!」。「良い旅を」と新たな旅立ちへ乾杯しました。
「貞子」などを執筆されている出身ライターの杉原憲明さんもいらしていて、鈴木さんとの心温まるふれあいを懐かしんでいらっしゃいました。
出版関係だけでなく映像関係の方も多く、賑やかな壮行会でした。
まだ情報解禁にはなっていませんが、鈴木さんが御存命のうちから、いくつか映像化に動いていたとのことで、鈴木さんは映像に成ったらご覧になりたかったでしょう。
68歳というまだまだ大作をお書きになれる歳で逝かれてしまったことに、ただただ無念の気持ちが募るばかりです。
会場では、小学校からの親友の鈴木静岡県県知事が挨拶され、本などほぼ読んだことのなかった光司さんが、シナリオ・センターで学ばれたこと、政治に特にエネルギーについて関心を持っていらしたことなどをお話ししてくれました。遺作となった「ユビキタス」はそこから生まれたのでしょうか。

鈴木光司さんは、シナリオ・センターにはシナリオ8週間講座から入り、本科、研修科では毎週課題をこなし、作家集団では毎週「リング」を読んで聞かせて、クラスの仲間を震撼させ、あまりの怖さ、面白さに他のクラスからも聞きに来たという鈴木伝説が創られました。(伝説ではなく、本当のお話しですが)みんなの反応を見ながら、自信を持ったそうです。
7~8年はシナリオ・センターでシナリオを描かれていらっしゃいました。

小説家なられてからは、新刊ができると、必ず作家集団の森先生のところへ授業の最中にお持ちくださいました。
作家集団の方々に「いかに森先生のおかげで小説家になれたか」とおいでになるたびに、滔々とお話しされるので森先生は「うるさいんだよ」とご本人にいわれたほど。(笑)ありがたいことです。
鈴木光司さんの最後の講演は、シナリオ・センターで1月に行ったTheミソ帳倶楽部になりました。
新しい年に「人間パワースポット」の鈴木さんから、受講生の皆さんにパワーを送って欲しいとお願いしたところ、いつものように快くお引き受けくださったのですが、まさか、その後急激に悪化されるとは思いもよらぬことでした。
最後まで、「ユビキタス」の4部作構想を熱く語ってくださった鈴木光司さん、天国でも精力的に描きまくられていると思います。
40数年のお付き合いでした。長い間ありがとうございました。

会場には貞子も登場し大いに盛り上がり、ホラー界を牽引してきた鈴木光司さんの偉大さとエンタテイメント性を感じさせる壮行会でした。
鈴木さん、天国からパワーを送ってくださいね。ボンボヤー呪!!

 

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ