防ぐ
シナリオ・センター会長の小林です。8月もそろそろ終盤に入ってきました。
新学期に向けて、熊本の体育館や教室を使っての避難所はどうなるのでしょうか。暑さの中まだエアコンもないところもあるとか、千葉の豪雨対策もひどく遅く、この国の危機管理のなさは驚くほどです。
災害大国日本に必要な危機管理は、防衛ではなく防災です。異常気象になっている地球をなめていてはいけません。
8月15日は、終戦記念日ですが、私は敗戦記念日というべきではないかと思っています。
日本語ってとても微妙なニュアンスを持っているのですが、終戦というと自ら終わらせたイメージに感じますが、敗戦というと敗れたことが明白になります。
軍人たちが無条件降伏をしたくなくて徹底抗戦を唱えて遅くなったために広島、長崎に原爆が落とされ、各地で戦い続けたために多くの人々の命が失われたことをお上は知っているのでしょうか。
終戦から81年、歴史的な真実をお上は見ないようにしています。
日本が主体的に起こした侵略戦争ではなく、やむない自衛戦争だったとしたいのでしょう。自分のところが瀕しているのだから豊かなところからもらってもいいと思った・・・これを自衛というなら自衛ですが(盗人の論理?)、だからと言って他人のものを奪ってもいいわけではありません。
そのために他国を侵略したことは確かな歴史的事実です。
さすがに問題になった首相式辞、「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」ではなく「繰り返させない」と他責に持っていっています。
首相官邸幹部は「より強い不戦の決意を表すため」と嘯いていますが、言葉のマジックで真実を隠すようなことは、やってはいけない。
「せ」の一言を入れたこと、大きな間違いで、大きな問題です。
やってはいけないことはやってはいけないのです。しかも、反省も不戦の決意もありません。(お上は反省はゼッタイしたくないんですよねぇ~)どうしてそんなに戦争がしたいのでしょう。
橋田賞応募ガイダンス
9月1日の公開講座「Theミソ帳倶楽部」は、昨日お話ししました「NHK夜ドラ『税金で買った本』放送記念!~企画・脚本・本打ちのリアル~」です。こちらは、今後の皆さんのシナリオづくりにプラスになりますから、是非ご聴講していただきたいです。
9月は直近でもう一回Theミソ帳倶楽部があります。
こちらはコンクール、あの橋田賞について、橋田文化財団の山崎プロデューサーをおよびして根掘り葉掘り、色々お訊きしようと思います。
特に、今回は変わったことがあります。
今まで橋田賞のテーマは「家族」、橋田壽賀子先生らしいテーマでした。今回はそれに「不思議なこと」というテーマも出されています。
「不思議なこと」?え?ファンタジー、SF、ホラー、ラブストーリーでもいいの?と悩まれていらっしゃる方も多いようです。1時間ドラマ、短編ドラマの2部門の違いや、それぞれにどういうことを望んでいらっしゃるか、橋田賞ならではの想いをお聴きしたいと思います。
橋田先生の発想はめちゃくちゃ面白いですね。ご存命の時のインタビュー記事を拝見していたら、こんなことを言っていらっしゃいました。
亡くなられたご主人(TBSプロデューサー)の遺産で悠々自適に暮らしたかったのに、「その資金で橋田壽賀子を冠とした財団を作って、ドラマに恩返しを知ろ」とご主人に言われたそうです。
でも、財団をつくるには2000万円ほどが不足していて困っていたら、石井ふく子さん(TBSプロデューサー)が「1年間続くドラマを書けばTBSが貸してくれるから書きなさい」と。
で、生まれたのが「渡る世間は鬼ばかり」
1年間4クール分の脚本ともなれば、家族が多くないと持たない。そこで女の子5人に、定年間近のお父さんとお母さんの一家を描くことに。「世代が抱える悩みや不安が書ける。永久に書けるんですね」
各回のテーマは新聞の読者投書欄を参考にしているそうで、「一般の人が何に悩んでいるのか、何がうれしかったのかが、つぶさに分かる」と。
さすがですね橋田先生、そんな橋田先生の発想法も盗ませていただきたいものです。
9月8日(火)19:00から。














