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第38回シナリオS1グランプリにみる グランプリを受賞する脚本 とは

第38回シナリオS1グランプリの授賞式、画面越しでの集合写真

==「シナリオS1グランプリに出したいけど、どんなことを気をつければいいのかな?」と応募を躊躇されているかたに、今回はシナリオ・センター代表・小林幸恵のコメントをご紹介。このコメントは受賞作の講評ですが、シナリオS1グランプリやそれ以外の脚本・小説コンクールで賞をとるためのポイントにもなっていますので、作品を書くときに参考にしてください==

第38回シナリオS1グランプリの授賞式は、新型コロナウイルス感染防止のためリモートで行い、その模様をライブ配信しました。

集合写真も画面越し。審査員を務めた浅田直亮講師と河合雅子講師とともに撮影しました。集まることができないのは残念ですが、これまでとはちょっと違うカタチでやるのも、これはこれでいい思い出になったのではないでしょうか。

初めてのライブ配信ということもあり、少しドタバタしてしまうこともあったのですが、受賞者のコメントにホロリとなる場面があったり、温かな雰囲気で進行することができました。

代表・小林から一言ずつ、受賞者の皆さんにアドバイス

授賞式の冒頭には、代表の小林が挨拶。そのコメントの中には、S1グランプリや他の脚本・小説コンクールで賞をとるためのポイントになる部分がありましたので、一部をご紹介します。

〇小林:おかげさまでシナリオS1グランプリは、「非常に力のある作品が沢山出ている」ということで、業界の多くの方々から注目していただいております。

といいますのも、シナリオS1グランプリは応募作品すべて、隅から隅まで読ませていただき、受賞作を決めているからだと思います。ですから受賞作は、シナリオの技術をしっかり使って書かれた魅力的なシナリオ。受賞者の皆さんは「プロとして通用しますよ」ということ。その意味では、シナリオS1グランプリは登竜門的な賞になっているかなと自負しております。

今回はこういった状況ということもございまして授賞式もリモート。残念ながら受賞者の皆さんとお話することができません。そこで私から一言ずつ、受賞者の皆さんにアドバイスみたいなことを差し上げたいなと思います。

準グランプリを受賞した塚川悠紀さんの『ほたる狩りの思い出を上書きする』。
これは、審査員がこぞってキャラクター作りのうまさを言っていました。キャラクターをしっかり作れるということは、ドラマがいくらでも作れるということ。ですからもっと言うと、キャラクターづくりがうまいというのはプロになれるということなんですよね。これからも是非チカラを出していただければと思います。

同じく準グランプリ なないろみほさんの『とかげの涙』。
この作品には、いい人が全然でてこないんですね。いい人を描かない。主人公をどこまでも追い詰めていく。浅田講師が常に言っている「葛藤・葛藤・葛藤させる」という、それこそドラマの本流です。これがしっかり書けるということはプロの腕をもっているということですからね。自信をもって書き続けていただきたいと思います。

佳作を受賞した大春ハルオさんの『幕末サンライズ』。
吉田松陰と落語をコラボさせているというところがすごいなと思うんですね。発想が素晴らしい。ただ残念だったのは、本当は落語家さんが主人公なのに、主人公が吉田松陰になっている感じがしたんですね。そこがブレてしまったので、佳作になったのかなというところです。主人公をしっかり描くということを考えていただくと、もっと素晴らしいものができると思います。

同じく佳作 鈴江由美子さんの『英姉弟の恋』。
プロデューサーの方がお読みになったら、こぞってセリフがうまいと褒めると思います。なんでセリフがうまいかというと、「この人だからこそ言うセリフ」を書いているからなんですね。こういうセリフが書けるのも、やはりキャラクターができているからこそ。発想の良さも抜群だと思いますので、ぜひ生かしていっていただきたいと思います。

奨励賞を受賞した俵 周さんの『株式会社引き出し屋』。
発想がすごい素晴らしいですね。今の時代に本当に即したお話だと思います。ただちょっとストーリーに押されて走り気味になってしまったので、奨励賞になったのかなというふうに思います。でもこの発想力で、これからも面白いものを書いていただけたらと思います。

同じく奨励賞 山本昌子さんの『城南理紗の心意地』。
強烈な理紗のキャラクターが新鮮。キャラクターの面白さがすごく出ているんですけど、その面白さに共感をよばないとちょっと難しいかなという感じがします。ギャップをうまく生かした主人公の生きざまみたいなものをきちっと書いていくとすごくいいのではないかなと思います。

同じく奨励賞 村田謙一郎さんの『クロッシング』。
渋谷のスクランブル交差点という場所をうまく使っています。コンクールでは案外、場所をうまく使う人は少ないんですよ。場所をうまく使うというのは大きな“武器”です。映像の醍醐味をきちっと見せられるということですからね。これからどんどん伸びていくかただなと楽しみにしております。

最後に、ドラマはどうしたら面白くなるか。
私が思うのは、コンクールは自分のために書くのではなくて、「どんな人に、どんなふうにみせたいか」ということを思いながら書いていただくともっと今一歩よくなるのではないかなと思っています。

これはどなたにも当てはまることだと思いますので、皆さんぜひ頑張って次回のS1グランプリやその他のコンクールへ応募してください。

※授賞式後、引き続き浅田講師と河合講師も参加し、YouTube「シナリオ相談室 S1スペシャル」をライブ配信しました。シナリオS1グランプリに応募する際の注意点など解説しておりますので、応募する際はこちらも参考にしてください。

シナリオS1グランプリ、応募お待ちしております

『月刊シナリオ教室』(2020年6月号)には、第38回シナリオS1グランプリ 準グランプリ受賞2作品のシナリオ、最終審査評、受賞者インタビューや受賞のことば、を掲載しています。こちらも是非お読みいただいて、次回応募されるときの参考にしてください。

なお、シナリオS1グランプリは第19回から「グランプリ」が出ていません。
審査員を唸らせる作品、お待ちしております!

応募詳細に関しましてはこちらをご覧ください。 

コンクールを目指す方のためのお役立ちコンテンツ

下記の記事を参考に、仕上げに入ったコンクール応募作品を見直すのもアリかもしれません。是非、参考にしてください。

■ブログ「主なシナリオ公募コンクール・脚本賞一覧」はこちらから。

■ブログ「脚本コンクール で賞をとる4つのポイント」はこちらから。

■ブログ「脚本 コンクールで最終選考に残るためにはプロデューサー視点」はこちらから。

■ブログ「コンクールで賞をとるにはキャラクターが重要」がこちらから。

※このほか、脚本コンクールいろいろあります。こちらのブログ「主なシナリオ公募コンクール・脚本賞一覧」で、どんなコンクールがあるのかチェックしてみてください!

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