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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

コンクールの一番大事なことは応募規定を守ること

シナリオ・センター代表の小林です。23日の説明会から、恒例の参加者の方々お一人お一人のご質問にお応えするお手紙を書いており、ハンパなくシンドイ毎日です。()

 S1原稿

昨日は、シナリオS1グランプリの締切りでした。これまた、事務局はてんやわんや。今期は、サマーセミナー、長編シナリオ講座で長編を学ばれた方が多かったせいでしょうか。いつにも増して応募数が多いです。
そうでなくても、締め切り間近の8時前後の忙しいこと、忙しいこと。
なんで、締め切りに忙しいかおわかりでしょうか。
コンクール一次審査は、内容にかかわらず応募規定にあっていないものが落選となります。
枚数オ―バーや、パソコン規定が守られていないものが落ちます。
当たり前のことなのに、案外守られていない方が多く、応募規定に口を酸っぱくして書いているつもりなのに・・・とS1担当の編集部はがっかりします。
読んでいただけていないのでしょうか。わかりにくいのでしょうか。悩みます。
一般の方より、ゼミナールクラスの方が、守っていらっしゃらない方が多いのにはがっかりするとともに、もったいないと思います。
勉強されているのですから、きっと作品はいいのではないかと思ってしまいます。
それが、単に応募規定を守らなかっただけで、審査の対象外になってしまう・・・こんなもったいないことはありません。

つまらないことのようですが、作品の綴じ方もいけません。
綴じ方も(クリップやペーパーファスナーの使用不可)と応募規定になっていますね。
なぜか。たくさんの応募作品の中でバラバラになる可能性があるからです。2カ所以上をひもできっちり綴じてください。
担当の萩原は、窓口で、規定通りにできていない方に、親切に綴じ方をお教えし、綴じ直して提出できるようにしていました。
そんな親切な応募窓口なんて、他にはあり得ません。 

締め切り時間は厳守です。
例えどんな理由であろうと締め切りは締め切り。ギリギリではなく、余裕をもって提出してください。
「今、表参道駅を降りて、向かっています」とお電話があった方に、私がついつい「転ばないように、気をつけいらっしゃい。少しぐらい遅れても大丈夫よ。」と申し上げたところ、怒られちゃいました。
締め切り時間2030に間に合わなければ、どんな理由があろうと×。
確かにそうですね。間に合わずに出せなかった方もいらっしゃるのですから、待ってあげるのは、不公平ですね。
まあ、ぎりぎりセーフで間に合ったのでホッとしましたが、余計なことを言いました。反省しています。

私は甘いなあと思いました。甘やかしてばかりがいいことではないことは、育児で十分体感しているのに・・・どうも甘い。()
他のコンクールでは、このように綴じ方をその場で直して、提出できるようにとか、チェックしてくれたりはしません。

コンクールは、プロへの登竜門です。プロの道は、厳しいです。
挑戦される方は、ご自分に厳しくあるべきだと思います。
提出時は応募規定を見直す。締め切りを守る。基本が大事です。
シナリオだけでなく、応募するだけのことでも、基本が大事です。

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