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北翔大学キャリア支援センター課長と語った「学生にとって大切な唯一のこと」

シナリオ・センターの新井です。
北翔大学のキャリア支援センター課長の長堀さんとのお話、第2弾です。前回はこちらから

長堀さんの御依頼で、学生がキャリアについて考えられるようになるワークブックの開発をさせていただきました。その関係から、長堀さんと今後の採用人事についていろいろとお話をさせていただきました。

今回の記事は、就職活動を頑張っている学生さんに読んでもらいたいですね。

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■人事採用の担当者だって人間だ

就職試験といっても、人事の方が見ているのは、「この学生はどんな人なのだろう」ということだと思います。
仕事をすれば、8時間も一緒にいるわけです。飲みに行けば、もっと長い時間一緒にいます。
中途採用であれば、職歴や能力というものが、人柄以上に重要になってくるかと思いますが、新卒の社員であれば、やはり人柄が重要になってくるのではないでしょうか。

そして、人柄が一番出るのは、ふっとした時ではないでしょうか。
そんなことを、長堀さんに聞いてみました。

「確かにそうかもしれません。
ウチの学生は、そういう意味で人のいい子たちなんです。前にこんなエピソードがあったんですけどね・・・

ウチの野球部の子たちが、合同説明会に行ったときなんですけどね。
ある会社のブースでの説明が始まっていたと。
で、途中からだと申し訳ないから、次の回が始まるまで後ろで立って待っていたそうなんです」

「一つの会社が10席くらい用意して、15分~20分くらいの会社説明を何回かやるっていうやつですよね」

「そうです。そうです。
 で、うちの学生、途中からだったんで、席の後ろで立って待ってたらしいんです。
 そしたら、『まだ始まって5分くらいなんでどうぞ』って受付の女性に促されたそうなんです。
 でも彼ら二人は、立って次の回までまっていたそうです」

「へぇ~きちんとしてますね。なんか、野球部って感じです(笑)」

「(笑)
 で、次の回が始まる前に、説明会を担当していた方に、
 『なんでさっき座らなかったの?』っていわれたそうです」

「その方は、説明しながら、そのやりとりを見ていたんですね」

「そうなんです。そしてウチの学生が『いや、途中からだと失礼だと思って』って、何気なく言って。
 終わった後に、『ありがとうございました』ってお辞儀して帰ったと。
 その瞬間に、その担当の方は『この子たち、最終面接までは少なくとも残す!』と決めたそうです」

「へぇ~面接も筆記試験も何にもしてないときですよね。それすごいな~
 人ってやっぱりそういう部分にほだされるんでしょうね。人事担当者だって、人間だと」

「いや、採用試験ほど人間性が出るものはないと思いますよ。
 こんな話もあるんです」

■「普段、何を考えているか」が問われている

「これも、うちの学生なんですけどね。
 集団討論のお題で『スポーツ選手に大切なもの』というのがあったそうです」

「はぁ~なんかよくありそうですね。
 パッと思いつくのは、努力とか、協調性とか、勝負強さとかでしょうか」

「ですよね。で、うちの学生が・・・・私はこれを人事の方から聞いて、イマイチ納得してない部分もあるんですが(笑)
 『親への感謝』っていったそうです。
 その子は、口下手だし、討論にもうまく参加できてなかったそうです。
 ただ担当の方は『親への感謝』っていう言葉がこのタイミングで出てくることに、いたく感動したらしくって・・・」

「まさかの、最終まで残す!パターンですか?」

「いや、内定まで出すパターンです(笑)」

「えぇ~すごい!だって、討論にうまく参加できてなかったんですよね?」

「そうなんです。なんか『俺が責任もって、面倒みるから』って」

「へぇ~これまた、ほだされたってやつですね」

「そうなんです。
 でもその担当者は、その一言に彼の人間性を見たんでしょうね」

「なのに、~対策とかって、どっちかというと、わざわざ学生さんが隠そうとしているような(笑)
 企業側もホントに知りたいことを知れないような・・・誰も得してないですよね」

「ホントにそうですよ」

「シナリオ・センターは、企業の採用試験のお手伝いをしてるんですよ。
 元和田中学校長の藤原和博さんがうわさを聞きつけて、ラジオで話してくれたんですけど。
 それは、シナリオを使った採用試験で、学生の素が出ますよっていうやつで。
 藤原さん、そこを面白がって取り上げてくれたんです。
 そうしたら、物凄い反響で電話たくさんきましたよ」 詳しくはこちらから

「そうでしょうね。
 企業が見たいのは人間性ですし、何かの拍子にそれが出て、『この子は!』と思えば、
 最終くらいまでは残せたりするみたいですしね」

「なんか、普段の行いっていう、非常に牧歌的で当たり前のところに戻りますね」

「そうなんです。だからうちの野球部の子たちにしても、普段のたち振る舞いをしただけなんですよ。
 逆に言えば、普段からそういうことをしていないとできない。
 『お辞儀が大切ですよ』というのは、みんなわかってますよ。
 でも、普段からそう思ってやっているか、いないかが大切なんだと思うんです」

「いや、まさにその通りだと思いますよ!」

 

人間性というのは、小手先でごまかせるものではありません。
普段の生活を、どんな風に過ごしているか、人とどう接しているか、それはどういう考え方に基づいてか・・・
そういう点を採用者の方は見ていますし、学生さんはそこを見られてもいいようにしておかないといけないのではないかと思います。
長堀さんシリーズ、もう一回くらい続けたいと思います。

 

過去記事一覧

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