15年
シナリオ・センター会長の小林です。今日のTheミソ帳倶楽部は、職業シリーズで、「図書館司書」の方にお話しをお聴きします。昨今はすっかり図書館にはご無沙汰の私ですが、先日、講演で久々に図書館へいき、ずいぶんと変わったなぁと思いました。
本離れの昨今、図書館はどのように変化しているのか等知りたいことがいっぱい。楽しみにしています。
今年は、福島第一原発事故から15年目だそうです。
あの恐ろしい映像を目の当たりに見せられたのは、ついこの間のように思いますが、早いですね、月日の経つのは。
月日の流れのせいでしょうか。あの恐ろしい光景を、まだ故郷に帰れない方が、入れない地域が存在することをほとんどの方は忘れたのでしょうか。
日本人はとても立ち直りが早い民族ではないかと私は思っています。
それはとてもいいことですが、イヤな過去や都合の悪い歴史を、たぶんほかの国の方よりも忘れたり、考えないことが多いような気がします。
柏崎刈羽原発も泊原発も再稼働へと動き出し、原発の稼働へ賛同は増えているそうです。
高い安全性が求められているにも関わらず、その安全性やリスクをきちんと考えていないように見えるのですが、大丈夫なのでしょうか。
福島第一原発は、東電の吉田所長たちの努力で奇跡的に広がらずに済みましたが、あの時各国の大使館関係者や家族たちはみんな日本から避難しました。
時の首相だった菅さんは「神の思し召しとか思えない」とおっしゃっていましたが、250キロ以上もの放射能汚染起きる予想もある中、福島の一部で抑えられたのは、本当に奇跡としか考えられないのだそうです
奇跡が起きることは望みはしますが、奇跡に頼るわけにいきません。
原発を扱うのであれば、きちんとした避難経路や安全確保をしてから動かすべき、お金ではなく人の命を第一に考えて欲しいと思います。
何かが起きた時「想定外」で逃げるのはやめてください。地震多発地帯で原発を平気で動かしているのは日本だけだそうです。
別れ
ネットをちょっと見ていましたら、朝ドラ「ばけばけ」について出ていたのがセリフで語らず映像で見せているうまさについてでした。
最近は、こうしたドラマについて語られていることが多くなりました。
今朝は、二人が松江から離れて、熊本へ出ていくところでしたが、小道具が、別れるヘブンと錦織の心を表していて切ないということが言われていました。
確かに、映像の特性を最大限に生かしたシーンでした。
おトキのショールといい、感情や状況をさりげなく小道具にこめるふじきさんのうまさに感服していましたが、今日の別れのシーンはさすがでした。
見送りに行かない錦織は部屋の中で、ヘブンが書いた日本滞在記を読んでいる。
船の上では、ヘブンが船形の虫かごを抱えている。虫の声、「アリガトウ」と叫ぶヘブン。
語らせないということが如何に心に響くか・・・とはいえ、ただ語らせないのではだめです。その前に今までの二人の間が描かれていたから、この小道具が活きてくるのですけれど、本当にうまいなぁと思いました。
錦織が校長になれない理由を生徒に話した後、雨の中、追いかけてきたヘブンと話しているシーン。何を話しているかわからせないのですけれど、雨の音に二人の間を感じさせて。
そして、見送りに来ない錦織に「会いに行きましょう」とヘブンを引っ張っていこうとするおトキに、ヘブンは「ダイジョウブ。モウ、ダイジョウブ。ワカレル、シマシタ。ダイジョウブ…」
ここに繋がります。
片言の日本語がこんなに心に沁みるとは・・・。
「別れ」はラストシーンに使われることが多いですが、「余韻」が大切です。
別れるという話には、「別れたくない」という感情がないと成り立ちません。静かで切ない別れでした。













