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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

みえるものみえないもの

TOKYOタクシーチラシ(松竹)

経済って

シナリオ・センター代表の小林です。妙義山の火事はまだ鎮静化できていないそうですが、これ以上広がらないことを祈ります。
青森、北海道では、地震活動が活発な状況が続いているとみられています。そんな時に泊原発を再稼働すると表明された知事は、原発をどう考えているのでしょうか。
この国のお上たちは、恐れを知らない勇者ばかりで、経済のことだけですべて動けるのですね、すごい!!
原発の後処理もきちんと考えてのことならともかく、誰一人後処理を考えてもいないから、福島の今があるので、そういうこともまったく頭に浮かばない、埒外なのでしょうか。この方々の頭の構造、心の中を知りたいです。
私はめちゃくちゃ怖いけれどな~。
ま、福島だって誰も責任などとっていないみたいだし、自分が責任を取ることまで考えていないんでしょうね。それって上に立つ者としてはどうかと思いますが。

お米券もそうです。農水大臣ご推奨のお米券を配布するという自治体は、今のところないんだそうです。
500円のお米券は実質440円しか使えず、お米券を作ったJA全農、全米販に利益が出るだけだって、業者だけが得をするという構図は、誰にでも見えてきちゃうんですけれど、なぜ農水大臣は、お米券にこだわり、お米の価格を下げようと考えないのか、増産を考えないのか、まったくなにを考えているのかわかりません。JA全農などと何か黒いつながりがあると思われても仕方がないですよね。
新たな農水大臣は、農水省出身です。
米の価格が高いから一般市民は買い控えているって、イヤ買えないって、本当にわかっていないのでしょうか。
ま、お上のトップからして献金を誰よりもいただいているし、お金に困っていない方ばかりですから、庶民の気持ちなどわからないんでしょうね。
経済を回すって、誰のためにやることなのでしょうか。

TOKYOタクシー

月曜日に「TOKYOタクシー」を見てきました。
18日のTheミソ帳倶楽部でこの映画の企画を立てた石塚プロデューサーと脚本家・監督の朝原雄三さんからお話をお聴きするので、まずはと思って。
朝原さんは、監督としても脚本家としても「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」シリーズなどを山田洋次監督とともに手掛けていらした方なので、レジェンド山田洋次監督の映画作りについては色々とご存じだと思うので、楽しみです。
この映画は、老人施設に入る倍賞千恵子さんが、キムタクの運転するタクシーで、東京の想い出の場所を巡りながら過去を話し、キムタクと親しくなっていくお話しです。
よくキムタクはキムタクのままとか言われているし、倍賞千恵子さんは寅さんのさくらさんのイメージが強くて、金持ちのお婆さんはどうなのかと思ってたら、見ていくにつけ、ちゃんとお金のないタクシー運転手と紆余曲折の人生を過ごし財を成したお婆さんに見えてきて、二人に感情移入ができました。
回想をうまく使った映画で、回想はえてして説明に終始してうまく機能していないことが多いのですが、「なるほどこうくるのか」と入れ方の妙を感じながら、拝見しました。
ふと、新井一が、神楽坂や箱根の宿でカンヅメになって、監督、プロデューサーと本づくりしていた姿が思い浮かびました。
本当のことはわかりませんが、山田監督の映画のつくり方って昔ながらのような気がして、そこも知りたいなぁと。色々とお聞きしたいことがいっぱいです。
映画を見て、映画作りを知って、きっともっともっとシナリオが面白くなることでしょう。
Theミソ帳倶楽部は、あなたの感性を豊かに、あなただけのミソ帳を膨らませてくれます。

もっと技術も磨きたい。12日金曜日は「シナリオS1グランプリ授賞式&コンクール対策公開講座」においでください。
最近どこのコンクールも、一番が出ないことが多く残念に思ってます。
今求められている作品は何か、自分以外の他人はどのように感じているのか、みえているのか、きちんと知ることが、新たなステップを踏む大きな力になると思います。
こちらも是非ご参加ください。
12月、今年ももうあとわずかです。今年の残り少ない時間を大切に、来年向けて使いましょう。

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