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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

人の心

新井一語録

想像力

シナリオ・センター代表の小林です。今日は暑い表参道です。この気候の変化についていけず、耳石が動いて横になると目が回ります。
よし休んでやろうと思ったら、医者から良性発作性頭位めまい症は積極的に動いた方がいいから仕事はバンバンしても大丈夫よと優しいお言葉。
確かに普通に動いている時に眩暈がするわけではなく、ベッドから起きようとする時が大半。
結局、普通に過ごしております。私は、「風立ちぬ」を読んで蒲柳の質に憧れたりしたこともあったのですが、まったく病弱ではないのです。

例の兵庫県の斎藤知事のおかげで(?)珍しくスピード感をもって、公益通報者保護法改正、企業や官公庁で不正を内部通報した人を解雇するなどした法人や個人に刑事罰を科す改正が成立しました。
今までも、通報者への不利益な取り扱いは禁止されていましたが、兵庫県では通報者の方が自死される、また「知事を貶めた」という不当な理由でバッシングを受け県議も自死するなど、驚くような悲惨なことが起きました。
それ故に、罰則規定を設けることで実効性向上を図ることにしたのではないかと思います。
改正法では、公益通報を理由に解雇、懲戒処分をした企業に3000万円以下の罰金、処分を決定した個人に6カ月以下の拘禁刑か30万円以下の罰金を科すことになっていますが、辞めたくなるように仕向ける配置転換への保護はありません。
人権を守るということはこんなにも難しいことなのでしょうか。

自分自身のいわれなき理由のせいで人が亡くなっても平然としていられる人がトップに立っているままというのはとても怖いことです。
恐れることなく上に対して声をあげられる社会ではないと、誰にも幸せはこないと思っています。

動機

154期シナリオ作家養成講座が5月から始まりました。
受講生の方々の入学の動機を読ませていただいています。受講生の皆さんの御心に添えるような講座にしたいからです。
オンラインになってから遠方からもたくさんの方が受講してくださっています。
シナリオライターだけでなく、小説家、ゲーム制作、詩人、翻訳、構成作家、戯曲作家、アニメライター、漫画原作者など等向かう道は色々です。
でも、創作の原点になるシナリオの技術をしっかり学んでいただければ、どんなジャンルにも応用が利くので、まずは基本を身につけてください。
「型を知って型を崩せば型破り、型を知らずして型を破れば型なし」
すべての創作の基本ですが、その基本を徹底してお伝えしていくのがシナリオ・センターの講座です。

改めて創作の力を実感させてくれた動機がありました。
それは、東日本大震災に子どもの頃被災された方の動機です。勝手ながら一部抜粋させていただきますね。
震災をモチーフにした「シン・ゴジラ」を見て、当時の記憶を呼び起こされたそうですが、
『しかし不思議なことにつらい追体験をしたのではなく、鑑賞後には心がすっと軽くなっていたのです。
作品の中で描かれた物語が、現実の私の心に溜まっていた感情を言語化し、それを理想的な形で昇華してくれたような気がしました。
映画には、人の心に沈んだ感情をすくい上げ、別のかたちで届け直す力がある。
そんなエンタメの可能性に心打たれた瞬間でした。』
この方のお気持ちは創作者にとって、とても大事なことだと思います。
感動した映画の脚本家を調べたらシナリオ・センター出身だったので・・・という方もいらっしゃり、これこそが私達の望むところですね。
あの東日本大震災に見舞われた時、「エンタメに何ができるのか」誰もが悩みました。
『人の心に沈んだ感情をすくい上げ、別のかたちで届け直す力』
そんな作品ができるように基本をきちんとお伝えしていきたいと思っています。

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