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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

伝えるということ

新井一の言葉

マスメディアの責任

シナリオ・センター代表の小林です。生まれた国ながら、同じ人種でありながら、最近この国がわかりません。
人の発想がわからないのです。特にマスメディアの人の発想がわかりません。
今そこで起きている災害から、旧統一協会との関係、入管法改正、マイナカードの混乱、LGBT理解増進法、庶民へのこまごまとした増税など等、権力に対して山のような疑問も、問題もあるのに、芸能人の不倫は気がふれたように問い詰め糾弾するのに、権力に対しては何もぶつけない。質問すらしないマスメディア。何故でしょうか。
気をつけなければ。こうしたことが当たり前になったら(なっているけれど)、大事なことに耳目を塞がれていることに気が付かなくなってしまうかもしれません、私たちは。

出身ライターの森達也監督がはじめて劇映画をてがけた「福田村事件」(9/1公開)は、関東大震災後に起きた朝鮮人と決めつけられ、村の人に惨殺されたお話です。
東京で起きた朝鮮人虐殺もそうですが、流言飛語を確かめもせず朝鮮人への警戒を煽った新聞が生み出した惨劇でありました。
メディアの役割はとても大事なのです。真実をきちんと伝えることもそうですが、メディアの役割は権力と対立し、糾弾してくことでしょう。
お上から言われたことを垂れ流ししているうちに、自分たちの立ち位置がわからなくなっているのでしょうか。
何故、マスメディアが、お上との対立を避けるようになったのでしょうか。
誰もがおかしいと思ったことすら質問できなくなったのはなぜなのでしょうか。
人間は弱いものです。森監督が描きたかったのは、ごく普通の市井の人々が加害者に化す過程だそうです。
マスメディアの方々は、このまま今の姿勢を続けていくと自分たちが加害者になるのだということをしっかりと自覚してほしいと思います。
国民を活かすも殺すも、国を亡ぼすのも、マスメディアのあなたたちの知性にかかっているのです。

ファーストシーン

サマーセミナーが受けられなくて、残念だったというお声をいただきました。
本当に申し訳ないことでした。お詫び申し上げます。
今、秋開催に向けて日にち設定を急いでいますので、今しばらくお待ちください。

ドラマ誌8月号に出身ライター長田育恵さんの朝ドラ「らんまん」の1話から10話まで掲載されています。
今回の朝ドラ、実在の植物学の父槇野万太郎を描いて非常に評判が良いです。
この10話で、登場人物のキャラクターがしっかりとわかり、一つ一つのエピソードに納得が行き、登場人物に気持ちが入りました。もう毎朝見逃したくなくなります。

月9「真夏のシンデレラ」(CX)も掲載されています。
脚本は、市東さやかさん。2022年第34回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞され、この作品が脚本家デビューです。
その前の第33回ヤンシナで大賞を受賞された生方美久さんも受賞後すぐに、「Silent」でデビュー大評判を博しました。
今回の市東さんもそれに続けてということなのでしょうか。楽しみですね。
王道のラブストーリーだそうですが、出だしはいかがでしたでしょうか。

中止になった「サマーセミナー」では「ファーストシーン」を魅力的に描く方法を学ぶはずでした。
ちょうど、7月改変期ですので、新しいドラマが続々とでてきます。
初回のファーストシーンは全部見てやろうくらいの気持ちで見ていただきたいと思います。
たくさんのファーストシン―を見てみると、なにが必要で何に惹きつけられるかがよくわかります。
1回目でこの先見ようかどうかが決まるのは、ドラマの魅力が溢れているかどうかですね。
どんな出だしだったら、視聴者は見たいと思うのでしょうか。研究してみてください。
そして、是非ともオータムセミナー(?)へおいでください。ぐーんと習熟度が違うと思います。

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