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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

裏切らないもの

【 伏線を張る 】観客をその気にさせる構成力

新井一

根本

シナリオ・センター代表の小林です。日射しは少しずつ春めいてきましたが、今日も寒い表参道。これからしばらく三寒四温を繰り返して、本格的に春になっていくのでしょう。もう少しの我慢。
トルコ・シリア地震の救援にでかけていた国際緊急援助隊が帰って来て、様子をお話しされていました。
ほとんど家は全壊、夜になると氷点下になり余震が続く中の救助は大変だったことでしょう。お疲れ様でした。
被災者の方は、今もですが、これから立て直していくにはまだまだ先が長い。
淡路阪神大震災も東日本大震災も、決して終わっていませんからね。
親を亡くした子供たちのことを想うと胸が痛いです。東日本大震災の被災した子供たちを守るためのハチタ募金などありますが、一過性でなく、どれだけ長くきちんと援助を続けられるかが復興のカギだと思っていますし、被災者の方々に寄り添うことだと思っています。
お上は、もちろんトルコ・シリアにも援助していますが、それだけで終わらないことが大切なのに長い目ではみることをあまり考えません。
これは海外に限ったことではなく、国内でも、子どものこともそうですね。
一時金を出すことは考えますが、震災後も、子育ても1日では終わらないのです。
復興も、子育ても一生続きます。
子育てでいうと、根本的に子どもはどのように育っていくものなのかをわからないまま支援をされても、その場限りでなんにもならないまま終わり、社会は変わらないのです。
マイナカードの2万円プレゼントもそうです。
根本を見つめる目を持ってほしいものです。せめて官僚は。
日本の家族制度、枠からはみ出るものを排除する姿勢を変えない限り、なにひとつ変われないと、私は思っています。
歴代総理の7割が世襲っていう日本を変えないと。

基本

シナリオの基礎技術を読み返しています。
まあ、1日に1回は、どこかに目を通して、「あ、やっぱりこれでいいのね」とか「え~、そうだったんだっけ」とひとり呟いているのです。(笑)
最近、時々添削のお手伝いをします。
講座で締め切り後に出された方とかは、担当に渡す時間がなかったりするので、その時は私が助っ人に入るというわけです。
なにしろ、日がなセンターにいる私ですから、使いやすい。(笑)
8週間講座もシナリオ作家養成講座も頑張っています。
歳を重ねてくると、重ねた分だけする減っていくのか、忘れることが多くなります。
「これって、これでよかったっけ?」不安になる毎日です。
だから、しっかりと読み直します。
シナリオ・センターの肝は「基礎技術」。
原稿用紙の描き方はもちろんこと、徹底して基本の技術、映像表現をお教えしていきます。
添削は、その基本の映像表現になっているかをみさせていただくので、決していい加減にはできませんし、最初が肝心ですから。
講座と研修科を担当している浅田講師は、毎年お正月には「シナリオの基礎技術」を読み返すといいます。
いつでも誰でも何度でも、確認することは大事です。
シナリオ・センターで学ぶ方は、「シナリオの基礎技術」を常に横においてください。
どう表現すればいいのかを迷ったとき、ぺらぺらとめくってみてください。
きっといいアイデアが浮かぶはずです。
大先輩ジェームス三木さんは、詰まると見返すとおっしゃっていました。
基本は、裏切りません。

過去記事一覧

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