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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

テレビ朝日新人シナリオ大賞優秀賞受賞!!

テレビ朝日新人シナリオ大賞授賞式

すべきこと

シナリオ・センター代表の小林です。静かな真っ青な秋空が広がっています。
昨日の喧騒が嘘のようです。武道館はもとより迎賓館の周りもすこぶる日常に。
大きなイベントが終わると何気に寂しい気持ちになりますが、今回はそういう感慨は全くなく、「これからだ!」って気分。
今まで隠されてきた色々なものがでてきていますが、もっともっと新たな真実がでてくることを期待している私がいます。
『「ダイバーシテイ&インクルージョン」いろんな価値感の人がいますね』と友人からLINE。
色々な価値観が大事で、そこを一つにしようとする必要はなく、様々な人を認め合って、それぞれの持っているものを活かしあって、話し合い、支え合っていく社会でありたいです。

哲学者の内田樹さんが、『内閣支持率は29%、不支持率は64%。もはや「政権末期」の数字である。
なぜ岸田内閣は国民の信をこれほど急に失ったのか。
「してはいけないことをした」というよりは「すべきことをしなかった」せいだと私は思っている。』と書いていらして、なるほどとその通りと思いました。
国葬に関しては国会で論議して、丁寧な説明をすべきだったし、台風災害に対してだってしっかり目を向けてすぐに支援すべきだったし、物価高、貧困にきちんと対応して食べれない人を助けるべきだし・・・。
国内でもめると外国で「仕事しているふり」するのは、亡くなった方もそうだったけれど、もう絶対にやめた方がいい。
嫌なこともまずいこともなにごとにも「ちゃんと向き合っていくしかない」と腹をくくって、正面から向かってみたら、大したことができなくたって、大概のことは許されるものです。
今は、日本を動かす立場にいる人たちの中に、まともに耳を傾けたり目を向けたりできる人が一人もいない。
自分のこと以外何もしないから腹が立つ。支持なんてもちろんしたくない。
でも、やれるんですよ、誰だって、やる気になれば。さあ、やりましょうよ、議員の皆さん。人に目を向けてみましょう。社会を見てみましょう。検察庁も警察も裁判所も国会もちゃんと働いて!
私達は、国葬で終わりではなく、みんなで見届けましょう。声あげましょう。ずーっと。

嬉しい知らせ

おめでとうございます!
テレビ朝日新人シナリオ大賞、優秀賞平岡達哉さん受賞!!
コロナ禍で授賞式が行われなかったこの2年ですが、久々に授賞式が行われ、シナリオ・センターからも、編集長の前田、広報の齋藤が参加し、しっかりと見届けてきました。
テレビ朝日新人シナリオ大賞は、最終審査発表時はタイトルしか発表されなくて、どなたがお描きになったものかわからないのです。
なので、授賞式へ伺うまで、どなたが受賞されるのだろう、センターの方はいらっしゃるのだろうかとドキドキ。とっても偉そうにいやらしく言わせていただくと(笑)、99%どのコンクールでもセンターの方が受賞されてはいらっしゃるのですが・・・それでも、でも、でもです、やっぱりドキドキ。

今年は「家族」という課題が出ていました。
平岡さんの作品「さすらいのパンツマン」
父と息子を通して家族の絆を描いています。
主人公涼、父親茂、母親京子、姉の玲奈、誰もが嘘ついて生きている。一番大事な葛藤・対立・相克がこれでもかと描かれており、まさにドラマチック。
受賞作はいずれ「月刊シナリオ教室」に掲載されると思いますが、コンクールに必要なのは、ドラマのインパクトですが、根底に流れるのはきちんと人間を描くことに尽きると思います。
「家族とはいったい何なのか」を主人公とともに考えさせてくれる平岡さんの作品です。

「テレビ朝日新人シナリオ大賞」で過去に優秀賞に選ばれた坂口理子さん、同じく優勝賞に選ばれた小峯裕之さん、おふたりとも受賞作は放映されませんでしたが、今や売れっ子シナリオライターとして活躍されています。
最優秀賞でなくても、いやむしろ「1番じゃなきゃダメ」ではありません。
コンクール最終作品は、どれも魅力ある作品と認められたもの。差はたいしてありません。
ようは、その力を持続できるかどうか、一発屋で終わらない力を、基本の力をしっかりとつけてください。
そうすれば、誰もができる、羽ばたけます。
次は、どなたが嬉しいお知らせをくださるのでしょか。楽しみです。

過去記事一覧

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