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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

人と人

「幕末相棒伝」のポスターと出身ライターの土橋章宏さん

世界人権デー

シナリオ・センター代表の小林です。日本にもオミクロン株が少しずつ増えてきました。
隔離するホテルが足りないとかで、成田から名古屋まで連れていったとか、自宅待機にしたとか、待機期間を短くするとか、わけのわからないことばかり。
日本人って、きっぱりと物事を対処するというより、忖度とか融通とか、あいまいにぼかしていくことが美徳のような体質のせいか、後から「ヤバッ!!」ってなりやすいのです。
コロナとか災害のように、素早い対応で危機管理をしなくてならないときには、機能しないです。
水際対策だってどんどん緩和してしまって、どうなるのでしょう。
これ以上広がらないことを祈るばかりです。

今日12月10日は、世界人権デーです。
ナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺、日本によるアジアの国ぐにへの侵略、米国による広島・長崎への原爆投下など、第2次世界大戦では人権はふみにじられ、多くの人びとが命を奪われました。
世界平和を実現するためには世界各国が協力して、第二次世界大戦の惨状を繰り返さないために作られた国際連合で、世界各国の意志で作ったものです。
国連で、各国の代表者たちは、人権侵害を各国の国内問題として放置することが虐殺や戦争につながったことを認めました。
そして、世界の平和を実現するためには、世界各国が協力して人権を守る努力をしなければならないということが、 世界人権宣言によって明らかに示されたのです。
「あらゆる人が誰も置かされることのない人間としての権利を生まれながら持っている」というのが基本姿勢です。

世界人権宣言の日本語版は、詩人の谷川俊太郎さんがわかりやすく簡潔な訳で創られています。
日本だけでなく世界中で、様々な人権が踏みにじられてきている昨今、今一度、すべての人間が立ち返らなくてはならないのではないでしょうか。

幕末相棒伝

出身ライターの土橋章宏さんが、新春の「正月時代劇『幕末相棒伝』」(NHK総合・月 1/3 21:00~)のポスターをもっておいでくださいました。
幕末相棒伝って、面白い切り口ですよね。
真逆の立場にいる坂本龍馬と新選組の土方歳三の二人が相棒になるという、前代未聞の最強のバディもの。
時の将軍徳川慶喜暗殺を謀った犯人を2日間でみつけないと大政奉還は成立しないという大きな時間的カセの前に二人はどうするのでしょう。
五十嵐貴久さんの原作ですが、なんといっても「超高速!参勤交代」の土橋章宏さんが脚色されるのですから、原作以上に面白くなるに決まっています。

主演の向井理さんが記者会見で「時代劇って本当は自由だと思うんです。
歴史的な事実や動かせない出来事はあるとしても、それは点と点のようなもので、それらを結んで線にする方法は無限にある。龍馬と土方が同じ時代・同じ場所にいたとしたら、敵同士でも心ならずバディになった可能性を否定することはできない。
僕にとって時代劇はSFと同じで、空想を目一杯に広げられる楽しいものなんです」とおっしゃったように、歴史の行間を楽しむのが時代劇(もの)面白さ。
まさに土橋さんの「超高速!参勤交代」もその通りで、虚実を手玉に取ってエンタテイメントに仕上がったからこそ大ヒットになったのです。

近松門左衛門の「虚実皮膜論」、ドラマの本質でもあるのですが、時代劇を描きたい方は、特にお読みいただきたいですね。
切り口と語り口のうまさに定評のある土橋さんが手がける「幕末相棒伝」、今からワクワクします。

土橋さんは、古巣の作家集団へもお顔出ししてくださり、「ライターが足りていないので、一緒に頑張りましょう」とエールを送ってくださいました。
頼もしい先輩がいるって、本当にありがたいことです。
シナリオ・センターの一番の宝です。

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