変化

シナリオ・センター代表の小林です。緊急事態宣言下、静かなゴールデンウィーク明けです。
ゼミ教室はWEBなので、講座に通学の方がおいでになる程度。通学の方も、オンライン参加に変えていて、いつもよりは少なめです。
やっぱり寂しいですが、今月いっぱいまだまだ我慢の日々が続きそうです。

明日から、142期シナリオ作家養成講座が始まります。
去年もこの5月初めの講座は、緊急事態宣言下で、今年もまた同じ。
1年経っても変わりがないというのは悲しいものがあります。
ドラマだって変化がないと面白くない、主人公はなんらかの成長をするものです。
1年かけても成長のない人々が織り成すドラマって、全然面白くありません。世の中を悪くするばかりだし・・・困ったもんだ。
142期シナリオ作家養成講座にご入学の皆さんには、6カ月でちゃんと成長していただきましょう。

成長

今日は、出身ライターの本田隆明さんが、インタビューに応じておいでくださいました。
実は本田さんとはテニス仲間でもあるので、ほかのセンターの人よりはお会いする機会が多いのですが、ずいぶんと久しぶりにお会いしました。
というのも、本田さん、ひたすらシナリオ執筆に没頭された日々だったからです。
1月期「ゲキカラドウ」（テレ東）、「にじいろカルテ」（テレ朝）脚本協力、「スピンオフ　にじいろカルテ」（配信）、「リカ・リバース」（CX）、4月月曜プレミア8「脳科学弁護士　海堂梓　ダウト」（テレ東）、そして、6月に始まる「ライオンのおやつ」（BSプレミアム・岡田恵和さん監修）
本田さん、初めてメインで連ドラ「リカ・リバース」「ライオンのおやつ」を、初めて2時間ドラマ「脳科学弁護士　海堂梓　ダウト」を描かれ、ボーンと一段高い階段を昇り始めました。
今後のご活躍がとても楽しみです。
しかも、一段と腕を上げていらっしゃる。とくに2時間ドラマ「脳科学弁護士　海堂梓　ダウト」は初めての2時間でしかもオリジナル。
テニス仲間も絶賛のこの単発ドラマ、主役の松下奈緒さんが今までにないキャラクターですし、脳科学を使って弁護するという稀有な設定といい、とても面白いオリジナルシナリオだったので、是非ともシリーズ化してほしいです。
今日は、執筆が終わられて、とてもすっきりしたお顔でおいでいただき、色々なお話をしていただきました。
月刊シナリオ教室に掲載されますので、お楽しみに。

与太話ですが、10年前東日本大震災の後、ご一緒にテニスをしたときに、年寄仲間たちと「私たちはもういつ死んでもいい」みたいな話していました。
その時、本田さん「いやですよ、僕はまだなにもしていないです！」とおっしゃって、簡単にどうでもいいようなことを言ってしまって、若者のことを考えていない年寄りとして大いに反省したことがあります。
そんなことを本田さんと思い出して、笑い合ったのですが、そう、あの時何もしていなかった本田さんがこうして活躍されている、この10年のご本人の頑張りがあってこそですが、本当に嬉しい、よかったと思います。
描き続けていけば、必ず結果は出てくるものです。
夢を叶えるには、叶えるまでやり続けること。
誰もに才能というものがあります。
それはやり続ける力。これこそが才能なのだと思います。
さあ、本田さんの後へ続きましょう。