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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

すべてはシナリオに

文章の鬼100則(明日香出版社刊)

シナリオ日記

シナリオ・センター代表の小林です。昨日は、日曜日なのに東京543人の感染者、今日も休み明けで405人と、どうも減る傾向がないコロナです。
そんな中、コロナにも負けずに、日曜日の昼下がり142期シナリオ作家養成講座の無料説明会を行いました。
対面とオンラインのハイブリッド形式で行ったのですが、土曜日とうって変わっての晴天に恵まれたせいでしょうか、対面の方も多くおいで下さいました。

こんな時期に、新しいことに挑戦しようとされていることは、素敵なことです。
非常時こそ、自分の想いや考えをしっかりと表現する、伝えていくことが大事だと思います。
時代に、世上に流されてしまうと、また戦争を止められなかったあの時代と同じ轍を踏んでしまいますから。

他人と会いにくい今、コミュニケーション不足のせいでしょうか、なんとなくイライラしてしまうことが多くなっているかと思いますが、シナリオは精神衛生上もとてもいいのですよ。
何故なら、シナリオはアクションとリアクションを描きますから、自分の中で完結するのではなく、相手のことも考えないと描けません。
こういったら、こう返す、こういわれたら、こうなるだろう、登場人物すべてのキャラクター、気持ちやセリフを作るのですから、一人で色々な人とコミュニケーションしています。(笑)

ウツウツしている、腹が立つ、やってらんねぇ~!と思う時は、シナリオ日記がお勧めです。
シナリオ日記は、再現ドラマのように、その時の状況をシナリオに起こしてみるのです。
言ったセリフ、言われたセリフ、その時の動作、しぐさ、逐一再現してください。
描き終わったら、その日は見返すことなく閉じる。
そして、1日、2日して、読みなおしてみる。
すると、なにを言われて腹が立ったのか、どんな様子がイラついたのか、自分のアクションリアクションは的確だったのか、客観的にみることができるのです。
客観的にみることができると、人はみな違うのですから、自分と違うことが当たり前だということがみえてきます。
相手のキャラクターを知り、その人にあったコミュニケーションの取り方ができるようになる。
そうすれば、ムダに腹立つことも、他人にあたることもなく、いいコミュ二ケーションを図ることができます。
腹が立ったらお試しあれ。ア、もちろん楽しいことを描いてもいいんですけど。(笑)

文章の鬼100則

出身ライターの川上徹也さんの「文章の鬼100則」(明日香出版社刊行)がでました。
川上さんは、有名なコピーライターでいらっしゃって、ノウハウ本もたくさん出されています。
川上さんのオリジナルのライティングメソッドは、様々な業種の大手企業から研修依頼も殺到していて、わかりやすく結果が出ると人気です。
シナリオ・センターでもブランディングの講義などをしていただきました。

「文章の鬼100則」は、働く文章を書きたいあなたに向けて書かれた本であると川上さんはいいます。
「働く文章」とは、「仕事で対峙する相手を本気にさせること」、それと同時に「自ら勝手に働いてお金を稼いでくれる文章」という意味もあり、その場だけでなくさらにその後もストックされていき未来に残る文章のこと。
その法則を、コピーライターの神髄ここにありという形で、短く端的にわかりやすく教えてくれています。

この文章の奥義は、シナリオに通じるものがあり、この奥義を体得すると俄然シナリオが変わってくると私は思いながら読んでしまいました。
何故なら、ビジネスで心を打たせるには何が必要かといえば、ストーリーだからです。
まったくドラマづくりと同じ。
人類共通の感動のツボは、このストーリーの黄金律なのです。と川上さん。
①欠落した、もしくは欠落させられた主人公が
②遠く険しいちょっと無理なのではと思う目標に向かって
③いろいろな障害や葛藤、また敵対する者に立ち向かっていく
あれ、どっかで・・・。そう、シナリオ基礎技術で新井一が同じようなことを。
人を感動させる、共感させる肝は、同じです。

シナリオに使えるのはもちろんですが、企画書がうまく書けないという方には、特にお勧め。
自分のために働いてもらえる企画書、プロットの書き方は、鬼100則をそのまま書けばいいのですから。
「働く文章」を武器に持てば、その時企画が通っても通らなくても、あとで企画が動くこともあれば、作者を思い出してくれることもある。
この「文章の鬼100則」めちゃくちゃ役に立ちます。

あ、私も読みながら書いていますが、いかがでしょうか。

過去記事一覧

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