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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

楽しむ

こどもスマイルin SunshineCity 顔合わせ

子どもの未来

シナリオ・センター代表の小林です。今日の東京は花曇り。
私は、子どもボランティアで、サンシャイ60の展望台へ行って東京を一望してきました。
東京は、黄砂ではないのでしょうが、せっかくの展望台も富士山も見えず、遠くは霞んでいてちょっと残念。
日本一の高さを誇っていたサンシャイン60も、今やアベノハルカスなどに抜かれて、展望台も色々な仕掛けを作るなど努力をしていて、上から見る楽しさだけでなく、なかなか面白い仕掛けがいっぱいです。
今日の東京感染者364人。そんな中、エレベーターなどは少なくのせているけれど、サンシャイン展望台はそこそこ密で、う~ん、大丈夫か。
今日お手伝いした「こどもスマイルin SunshineCity」は、主に豊島区に住んでいるネパール人、トルコ人、中国人、そして日本人という小学校3年生から高校生までの多国籍の22人をサンシャイン展望台にお招きして、春休みの半日を楽しんでもらおうという企画です。
コロナ的にも家庭的にも外出もままならない子供たちですので、東京の中ですが展望台からの景色やみんなで食べるランチは、とても楽しいようで、大はしゃぎ。
色々な言葉がにぎやかに飛び交うのですが、結構みんな日本語も達者で、大人の私たちには礼儀も正しく、無理していなければいいなとちょっと心配してしまいました。
こどもはちょっと大人のいうことを聞かないくらいでいいと思っているので。

私は、子どもの未来のためにシナリオを通して、様々な形でやっていきたいなと思っています。
自分で想い、考え、他人へ伝える力を持つ子供になってほしい。
出前授業ではニーズに合わせて、シナリオだけでなく、動画づくりを教えたりもしていますが、今年はシナリオ・センターの中でも子どもシナリオ教室を創りたいと思っています。
コミュニケーションの取りにくいコロナ禍ですから、想像力を広げてもらいたいと願っています。

温故知新

黒澤明監督の「乱」や大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」など、名作映画を多く手がけた映画プロデューサーの原正人さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。
柏田道夫講師の「武士家計簿」が生まれたのも、原プロデューサーのおかげでした。
「戦場のメリークリスマス」や「乱」など、外国との合作大作の日本側プロデューサーを務め、「瀬戸内少年野球団」「失楽園」「金融腐蝕(ふしょく)列島 呪縛」「雨あがる」「突入せよ!『あさま山荘』事件」「武士の家計簿」などのプロデューサーを務められた方です。
とてもやさしいスマートな紳士でいらっしゃいましたが、映画製作については妥協を許さない厳しい方でした。
ここ数年、昭和の時代、名作を創り続けられたプロデューサー、監督、脚本家の方々が亡くなられています。昭和は遠くなりにけりです。
でも、制作者は亡くなっても、名作と言われる作品は遺っています。
名作を味わうことで、シナリオの力をまざまざと感じることができます。
そこに追いつけ追い越せ、脚本家を目指すものであれば、常に学んでいきたいと思います。

こちらは新作の話題です。
4・5月も、シナリオ・センター出身の皆さんの映画が目白押しです。
女性監督として活躍されている川崎 僚さん(脚本・監督)「Eggs 選ばれたい私たち」4月2日公開
テレビでも話題になり人気番組の映画化、宮本武史さん「バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」4月9日公開
公開延期になっていましたが、オリンピックが動き出してようやく公開が決まった杉原憲明さん「ヒノマルソウル舞台裏の英雄たち」5月7日公開
コロナ禍で公開が遅れ、佐々部清監督の遺作になってしまった渾身のラブストーリー篠原高志さん「大綱引きの恋」5月7日公開
公開前5月11日、ミソ帳倶楽部で制作秘話をお話ししてくださいます清水有生さん「しあわせのマスカット」5月14日公開
上田慎一郎さん(脚本・監督)が手がける長編アニメ映画「100日間生きたワニ」5月28日公開
話題作が続々公開になりますので、コロナのウツウツを吹き飛ばしてください。

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