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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

思考

四谷の桜

大事な時

シナリオ・センター代表の小林です。すっかり春めいて、桜は満開の様相を見せている東京です。
出社前、桜を愛でながら、四谷を歩いていたら、はかま姿のお嬢さんたちがぞろぞろと。大学の卒業式だったのでしょうか、それにしても男性の姿がないけど、きれいなはかま姿に埋没している?
さざめくような声が桜と相まって、嬉しさがこちらにも伝わってきます。
ようやくリアルで卒業式が行われて、晴れ着を着て、友達と会える喜びは格別なのでしょうね。

コロナは、さまざまな喜びや活躍の場面をずーっと台無しにしてきました。
「なんで私の大事な時に」と嘆かれている方はたくさんいらっしゃると思います。
こうした災いは今始まったことではなく、歴史的にも世界中で多々経験してきたことなのですが、当事者になるとそうも思えないのが悲しい性です。
やっぱり、成人式は、卒業式は、入学式は・・・人生の節目ですから、拘るなというのも酷ですが、ですが、晴の日に参加できない方も、喜べない方も、世の中にはいらっしゃるのだということを想像できるチャンスのような気がします。
他人のことを想像できることは、人間を大きくします。
創作にとっては、非日常の経験は大きな創作の種になりますが、日常も同じだと思います。
どのように思考回路を変えれば、日々残念な時間を、少しでも満足いく時間に変えられるのか、自分なりに考え、行動しなくてはと常に思ってはいます。
今日の東京コロナ感染者376人。終焉まで程遠い感じがします。乗り越えましょう。

ミソ帳倶楽部の使い方

来週は3月も終わってしまいます。
サンマツ最後の最後にミソ帳倶楽部で、元記者の横浜さんに警察のお話をしていただきます。
警察の話しと言えば、出身ライターの方々たくさん書かれていらっしゃいます。
小説家の吉川英梨さんは、ホームページのシナリオONLINEで、ちょうど今ご紹介しておりますが、『アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希』を始めとするハラマキシリーズ、『新東京水上警察』シリーズ、『十三階の女』シリーズ、『警視庁53教場』シリーズ、『ブラッド・ロンダリング』『海蝶』等々、エンタテインメント性の高い警察小説を次々と発表されています。
大先輩の乃南アサさんのベストセラーシリーズ「女刑事音道貴子」、赤川次郎さんの「三毛猫ホームズの推理」初め様々なシリーズで警察ものを書かれています。
ドラマでは、山本むつみさんがお描きになっている「相棒」、李正姫さん、真鍋千晶さんの「科捜研の女」シリーズなど、1月期の森下佳子さん「天国と地獄サイコのふたり」、坂上かつえさんの「警視庁強行犯係 樋口顕」、小峯裕之さん、入江信吾さんの「アノニマス」や、そして、4月期新しく始まる浜田秀哉さんの「イチケイのカラス」、船橋勧さんの「警視庁ゼロ係」等など、ドラマは警察ものが多いです。
でも、どれひとつ同じ話ではない、同じ舞台でもない、同じ警察ものでも全く違うものが生まれていますね。
当然のことですが、警察を知らずにどなたもお描きになっているわけではありません。
ちゃんと資料を調べて、取材をして、警察のどこを切り取るかが、なにがネタになるのか、それが、作者の、作家の目となります。
全てのことが経験できるはずもありませんから、取材や資料探しはとても大事です。
ミソ帳倶楽部は、皆さんのミソ帳を膨らませるために、様々な方をお招きしています。
創作のためにうまく利用してください。

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