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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

見る聴く伝える

脚本アーカイブズシンポジウム2021

三猿にならないこと

シナリオ・センター代表の小林です。週末は大雪のところもあり、たいへんだったようですが、今日は爽やかな青空の東京でした。しかも東京の感染者618人。いい感じに見えるのですが、激減に「おかしくないこの情報?」という声が上がっているとか。
悲しいことに、オオカミ少年みたいなことばかりいわれ続けてきたので、もはや、誰も信じられなくなっています。
信じられなくしてしまったことは、お上の大きな罪だと思います。
私たちは、戦後「二度と過ちは繰り返しません」と誓ってきました。
大本営発表を繰り返しては、絶対にいけないと思います。
そして、私たちは戦前の国民になってはいけない。
見ざる言わざる聞かざるの三猿にならずに、きちんと真実を見極める耳目を持って、見聞きして自分の意見をしっかり言える国民でありたいと思います。

漫画「テルマエ・ロマエ」の作者ヤマザキマリさんが、新聞の取材で「コロナや生き方について多くの本が出ているのは、誰もが他者の言葉や表現によりどころを求めているからでしょう。映画を見たり音楽を聴いたり、メンタル面の栄養を入れていくのは大事です。
状況を見極めるため、自らの頭で物事を考える訓練も怠ってはいけないと感じます。
ロックダウンがもたらすのは身体的な健康や経済へのダメージだけではない。
人間は精神にも栄養を与えなければ、総合的な健康維持も社会の安定も保てない生き物だということを忘れてはいけないと思います。」と語っていらっしゃいました。

どんな時でも文化芸術は心の糧です。真実が見えない今こそ、心を失うことのないように、私たちは、それぞれの視点を持って描き続けていきましょう。

プロから得る

昨年は、コロナで中止になってしまったのですが、今年はオンラインでの開催となりました。
【脚本アーカイブズシンポジウム2021】
毎年開かれるこのシンポジウムは、脚本家を目指す方には是非とも聴講していただきたい内容です。
オリジナル脚本の作り方などもお話が聞けるようですので、これは見逃せません。
創作の第一歩は他人の話しを聴くことから始まります。無料ですので、この機会に是非とも聴いて下さい。

【脚本アーカイブズシンポジウム2021】『脚本を残し未来に語り継ぐこと』
デジタル保存や公開の必要性を実感する時代となった昨今、脚本をどのように残し未来に伝えていくのか、新たな展望を目指して開催されます。
脚本界の重鎮池端俊策さん、ヒットメーカー大石静さん、現在放映の「俺の家の話」などのプロデューサー磯山晶さんをはじめ、錚々たるメンバーがそろいました。

〇 13:55~15:15 第一部 鼎談「脚本アーカイブズのさらなる展開に向けて」
「麒麟がくる」の脚本家であり当団体代表・池端俊策氏と共に、高野明彦氏(国立情報学研究所教授)と吉見俊哉氏(東京大学大学院教授)がデジタル資料活用などを中心に脚本アーカイブズの未来を語ります。
〇15:30~17:00 第二部 「脚本に込められた想いとは」
「セカンドバージン」「家売るオンナ」「大恋愛~僕を忘れる君と」など数々の名ドラマの脚本家大石静氏、「大恋愛」の磯山晶プロデユーサーと共にドラマ研究の両巨頭である岡室美奈子氏と藤田真文氏が登壇。
オリジナルドラマ作りの舞台裏を語っていただきます。

■参加申し込み先 下記URLからお申し込みください。
 https://www.nkac.jp/シンポジウムのお申込み-1/

 ※うまくリンクができない場合は、下記URLを直接ブラウザのアドレスに貼り付けてページを表示させてください。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeSLXIkXshnHlfHBqhtApVs2bSrvhMQlXoBWIclIF8cguNIVg/viewform>

■日時 2021年2月14日(日) 13時30分~17時
■オンラインにて開催 ■参加無料(定員200名・事前予約制)
■主催 文化庁、一般社団法人 日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム
■問い合わせ先 日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム
〒102-0081 東京都千代田区四番町4の9東越伯鷹ビル5階 担当:石橋 tel:03(5210)7029 fax:03(5210)7021
Email: nkac@hosakkyo.jp 申込み:http://www.nkac.jp/

心を大切にする、創作の妙味を味わっていただければと思います。

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