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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

シナリオを描く

石田衣良原作舞台 LAST&SEX

出身ライター

シナリオ・センター代表の小林です。今日も冷たい空気の東京ですが、ひだまりはちょっと暖かく、お日様の力を感じます。
世の中に陽の光があたっていないせいか、このほのかな暖かさが心に沁みます。
どうして、こんなに冷たい世の中になったのか、コロナのせいだけではなく、この10年の心の荒廃は留まるところを知らないように思えます。
今こそ、文化芸術の力が必要だという想いは、年々強くなっています。
自分の身の周りだけをみるのではなく、想像力を広げてみようよと、誰彼なく声をかけたい気分。
2021年は、まだまだ、いや昨年よりむしろリアルに人を集めるのは危険なのでしょうが、たくさんの人にシナリオを知ってもらい、シナリオを描く楽しさを味わってもらえるよう、そして、形たちになる醍醐味も含めて、だれしもが創作を楽しめる仕組みを考えていきたいと思います。

内館牧子さんの受賞のお話を昨日書かせていただきましたが、出身ライターの方々の作品は常に注目されています。本当にすごいですね。
令和2年度(2020年)文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門 優秀賞 政池洋佑さん脚本「スナイパー時村正義の働き方改革」
ラジオ部門 ドラマの部 水城孝敬さん脚本「ほぞ」※第48回創作ラジオドラマ大賞佳作入選作
MIPCOM「バイヤーズアワード」奨励賞 後藤法子さん脚本「10の秘密」
東京ドラマアワード 連続ドラマ部門優秀賞 蛭田直美さん,藤平久子さん脚本「これは経費で落ちません!」
連続ドラマ部門優秀賞 山本むつみさん脚本「病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~」
単発ドラマ部門優秀賞 森下 直さん脚本「アメリカに負けなかった男 ~バカヤロー総理 吉田茂~」
単発ドラマ部門優秀賞 岡田惠和さん脚本「2020年 五月の恋」
ギャラクシー賞 2020年9月度月間賞 西荻弓絵さん,ブラジリィー・アン・山田さん,綿種アヤさん脚本「妖怪シェアハウス」
ブリスベン国際映画祭SHORT FILMS:Mind Beats部門ノミネート 齋藤栄美さん脚本・監督「一夜二糸」(英題:「One Night,Two Threads」)
国際エミー賞ノミネート 内館牧子さん脚本「小さな神たちの祭」
MIPCOM BUYER’S AWARD for Japanese Drama奨励賞 後藤法子さん脚本「10の秘密」
2020年日本民間放送連盟賞 番組部門 最優秀賞 政池洋佑さん脚本「スナイパー時村正義の働き方改革」
番組部門 優秀賞 内館牧子さん脚本「TBCテレビ60周年記念ドラマ『小さな神たちの祭り』」
番組部門 優秀賞 寺田敏雄さん脚本「BS笑点ドラマスペシャル『初代 林家木久蔵』」
番組部門 優秀賞 三谷伸太朗さん脚本「本気のしるし」
第36回ATP賞テレビドラマグランプリ 優秀賞 蛭田直美さん,藤平久子さん脚本「これは経費で落ちません!」
奨励賞 清水有生さん脚本「伴走者」
奨励賞 大北はるかさん脚本「僕だけ17歳の世界で」
第46回放送文化基金賞 テレビドラマ番組部門 最優秀賞 桑原亮子さん脚本「心の傷を癒すということ」
テレビドラマ番組部門 優秀賞 森下佳子さん脚本「だから私は推しました」
テレビドラマ番組部門 奨励賞 岡田惠和さん脚本「そして、生きる」

いい作品を描いて下さっている出身ライターの方々に改めて賞賛と感謝です。

舞台化

昨年、ライターズバンクで募集した「石田衣良作舞台~新人シナリオライター発掘プロジェクト」が決まりました。
このプロジェクトは、小説家の石田衣良さんのご協力で、石田さんの原作を脚色することで、新人のシナリオライターを売り出そうとするものです。
石田衣良さんの小説を脚色させていただくというコンクールですので、昨日も申し上げたように脚色というのは、原作をそのまま舞台化するのではなく、どこを切り取るのか、どこを膨らませるのか、だれに焦点を当たるのかなどは脚色するものの視点となります。
原作者の石田衣良さんが、納得していただける脚色とならなければ、そしてさらに、脚本家としての視点が活かされてこそいい脚色となります。
今回、4人の方が受賞され、4作品が舞台となります。選ばれた4作品はオムニバス形式で舞台化します。

大元のタイトルは「LAST&SEX 終焉と悦楽」
「ラストバトル」水野祐三子さん(作家集団)、「蝶をつまむ」なないろみほさん(作家集団)、「ラストホーム」金井博文さん(元研修科)、「白い夢」秋山了亮さん(作家集団)
おめでとうございます。

ですが・・・、ちょっと残念なことが。
この「LAST&SEX 終焉と悦楽」は、1月20日~24日に公演の予定でしたが、第三波となり、リアルの公演は延期を余儀なくされ、23日に配信のみ行うことになりました。
1月23日14時〜 表彰式 Lチーム配信  18時〜 Sチーム上演配信
今回、石田さんの許可をいただき、原作を朗読した映像を21、22日に事前配信もされます。原作と脚本の違いがみれるのも特典にしました。
また、表彰式は柏田講師が審査委員長で表彰します。是非ご覧ください。
チケットサイトは https://t.livepocket.jp/e/9_72m 
次回は、いい環境で上演できることを、早くこの舞台がリアルで楽しめることを祈るばかりです。
でも、配信で楽しめますので、石田衣良さんファンの方、脚色に興味のある方、舞台を描いてみたい方、舞台を楽しみたい方、是非見て下さい。

こちらは2月の公演です。リアルで上演できることを信じて、楽しみにしてください。
「めぐりあう、春夏秋冬」演出・脚本 舟崎泉美・前田郁、脚本 篠田和美
御3方とも作家集団の方々です。
2月18日 15時~、19時~ 会場:中目黒TRY (03-3710-7666)
チケットはLivePocketチケットへ

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