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しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。

書き続けられた理由 ~出身ライターからのメッセージ~

「もう書けない……」と諦めそうになったとき。
かつてシナリオ・センターで学ばれた諸先輩方の“書き続けられた理由”を参考にしてください。
ブログ3回にわたってご紹介します。今回はその第1弾。

書くモチベーションを保つ方法や創作への想いなども書かれていますので、「やってみよう!」「こう思えばいいんだ!」という発見が沢山あると思います。

なお、今回ご紹介するメッセージは『月刊シナリオ教室』(9月号)に、創立50周年企画「先輩からのメッセージ~先輩に学ぼう!Keep Writing~」として掲載されています。誌面には「シナリオ・センター時代のエピソード」や「近況や展望」もありますので、併せてご覧ください。

Q なぜ書き続けられたのですか?

・鷹井 伶さん(小説家)/井上登紀子さん(脚本家)
書くという病に憑りつかれたからでしょうか。なんて大変な道に踏み込んでしまったのだろうと感じたことはありますが、幸い、モチベーションが下がったことはありません。もっと巧く、もっと面白い本を!――そう願うばかりです。果てのない道に魅了され続けています。

・神沢ミホさん(シナリオライター)
よく「私、才能ありますか?」とか「脚本家になれるでしょうか?」と聞かれるのですが、まず最初に「脚本家になる」って決めちゃうんです。なれるかなれないかじゃなくて、「なる」。じゃあ今の自分に足りないものは何か?と考えると、やるべき事が沢山見えてくると思うので、モチベーションは途切れないと思います。

・黒坂圭太さん(アニメーション監督)
13年かけて『緑子/MIDORI-KO』(2010)という長編アニメーション映画を監督したのですが、長く続けていると萎える事もあり、そんな時に気分転換となったのが「業務」として手掛ける作品だったのです。私にとって「本業」が持出しで、稼ぐ方が「息抜き」という逆説的スタンスは今も昔も変わりません。

・村上桃子さん(シナリオライター)
純粋に書くのが楽しいという気持ちと、あとは承認欲求だと思います。結婚して二児の母になり、育児優先なのでお仕事量を減らしていますが、少しでも書いているということで満たされるものがあります。夫が映画監督をしていることもあり、夫婦の会話も作品作りに関する話題が多いので、現役で書き続けていることで感覚を保つことができ、会話も充実します。

・大山淳子さん(小説家)
一作書き終わると「もう二度と書けない」と思うし、新作に取り組むときは「どうやって書くんだっけ」と毎回とまどいます。「依頼がなくなったら、コンクールがあるさ」と、永遠のアマチュアンシップで創作を続けています。

・酒巻浩史さん(シナリオライター)
辛いことばかりだけど、“好きなことを仕事に出来ているんだ”、ということ。作品が形になった時の充実感と喜びは会社員時代には経験できませんでした。いつか必ずこれをやりたい、ということを思い続けること、そして、やりたいことが出来る環境に少しでも近づける努力を惜しまないこと。脚本家は「妄想も幻想も仕事のうち」と堂々と言い訳できる職業です。

・柚木麻子さん(小説家)
毎回反省があるので、次こそは!という気持ちが強いです。

・嶋田うれ葉さん(シナリオライター)
もうダメだ、書けない!と追い込まれたところからが創作の本番であり、書く醍醐味でもある。

・森下 直さん(シナリオライター)
書き続けてこられたのは、スタッフさん、キャストさん、環境に恵まれた結果であり、私はとてつもなくラッキーでした。創作への思い、に関しては、率直に、悩んでいます。

コロナ時代に必要とされる創作とは何か。

コロナ時代でも創作する意味とは何か。

という以前に、コロナがあってもなくても、私ごときが「創作」という言葉を使うこと自体に、おこがましさを感じます。創作、ではなく、「たくらみ」として、今後も書いていければと思っています。

・坂井史世さん(シナリオライター)
壁に当たったときやモチベーションが下がったときには、新しい映画やマンガにたくさん触れるようにしています。そこで新しい感動に出会えたとき、「よし、自分もがんばろう!」と気持ちが奮い立ちます。

・清水友佳子さん(シナリオライター)
「映像作品が好き」という思いがすべてです。

・原田ひ香さん(小説家)
「一日一分一秒でも長く作家でありたい」というのが私の願いなので、シンプルに、そのために日々、行動しています。具体的には、たくさん書いて読んで、いろいろなことに興味を持つことです。また、連載があって、信頼している編集者がいるので、彼らをがっかりさせない、苦労かけない、困らせない、というのが一番大きなモチベーションかもしれません。

・五十嵐 匠さん(映画監督)
この仕事しかないというあきらめ

・佐藤万里さん(シナリオライター)
これしかないから。伝えるための異なる表現方法を持っていたり、違うことで毎日を楽しめたりするなら、そちらを選んでいたかもしれません。

・櫻井 剛さん(シナリオライター)
それは自分でも不思議です。執筆中の95パーセントは「死んだ方がマシ」と思いながら書いています。ただ、残りの5パーセントが、嬉しいや楽しいを超えて「気持ち良い」にまで届くので続けられています。あとたまに褒めてくれる方がいて助かります。

・上代 務さん(シナリオライター)/神尾 龍さん(漫画原作)
アニメでも漫画でも拘っているのはカッコよさ。今も自分の中に棲む子供の頃の自分と対話しながらカッコいいヒーローを描くことを心がけています。彼がいる限り書き続けられると思います。

・福島治子さん(シナリオライター)
好奇心旺盛な性格のため、常に書きたい題材がありました。興味を持った世界はとことん調べる。それが情熱を兼ね備えた創作への第一歩です。

・あべ美佳さん(シナリオライター・小説家)
自分が書く物語が好きだから。自分が書くものに自分が一番楽しませてもらっています。

・柏原寛司さん(シナリオライター・映画監督)
プロデューサーや監督の催促。これがないと書く気にならない。

・前川 淳さん(シナリオライター)
身も蓋もない言い方で恐縮ですが、それが仕事だから。脚本家は書き続けてなんぼ。過去にどれだけ名作を書いていても今、書いていなければ過去の人と思っています。“一生現役”それが僕のモチベーションです。

・真野勝成さん(シナリオライター)
最初は自分を天才かもと思っている。あるいは既存の作品を観て「これくらい自分にも書ける」と思っている。

が、何年もコンクールに引っかからず、仮に入選したとしてもタダで企画書を書かされるだけでデビューできない…そういう日々が続くと「書いてもどうせまたダメだ」という気持ちになる。そんな時はどうしたらいいか?

僕の場合、「これから書くもので何かが変わるかもしれない」と思えた。普段は皮肉屋な自分がなぜそこまで前向きになれたのだろう。それは自分が天才かどうかとか、これくらい自分も書けるとか、そういうことはどうでもよくて、自分が観たいと思っているものを書かないとやってらんねーやという気分になったからだ。傾向と対策は金で買えるが、不屈の動機は金では買えないのだ。

・五藤利弘さん(映画監督)
当時教えていただいていた宇野先生が「君は優しいからプロになれる」と言って下さった言葉が嬉しくて心に残りました。それが支えになって続けるモチベーションになったと思います。

・小山正太さん(シナリオライター)
1シーンでも1行の台詞でも、「これを書きたい!」と思えるアイデアが閃くと、気力・体力がみなぎってきます。ただ、完成に近づくと、大事にしたかった台詞やシーンを消した方が、作品が良くなる場合も……。それらを残すべきか、消すべきかの岐路に立たされる瞬間が、人生の一期一会と似ていて刺激的で、執筆を辞められないのだと思います。

・藤井香織さん(シナリオライター)
シナリオは、書き上げただけでは完結せず、書き上げたものにたくさんの方々が関わることで一つの作品になります。その時の発見や出会いが、いつもモチベーションになっています。

※そのほか出身ライターのコメントはこちらで↓
▼第2弾「書く手を止めない ~出身ライターからのメッセージ~」

▼第3弾「キープライティング ~出身ライターからのメッセージ~」

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