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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

創作意欲に火をつけろ!

燃えるマッチ

ウイルスに負けない

シナリオ・センター代表の小林です。今日は寒いです。あまりに色々なことが起こって、心も体も受け止められないまま、寒々とした気持ちにさせられます。
今後2週間は、大規模イベントを自粛してほしいと首相は要請していらっしゃいましたが、どういう根拠で2週間という期間がでてきたのか?
ま、よくわかりませんが、ただただ経緯をみていくしかありませんね。コロナウイルスは忖度してくれないので。

シナリオ・センターは、あまり騒ぐことなく粛々とやっていこうと思います。
新しい進展があれば、臨機応変に対応していきますので、ホームページのお知らせを常に注意していただければと思います。
また、少しでも体調がすぐれない場合はお休みいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

こういう事態を乗り切るには、広い想像力が必要になります。自分のことだけではなく、他人への想いを馳せないと的確に状況や事態を把握できず、緊急事態をうまく乗り切ることはできません。広く大きくアンテナを張り巡らして欲しいと思います。
50周年という記念すべき年なのに、こういう事態になり、楽しいイベントは延期しちゃっているし、人も集まりにくくなっているし、がっかりする気持ちもあるのですが、その反面、こういうときだからできる、新しいことへの挑戦も生まれるのではと期待もしています。
「災い転じて福となす」ということわざがありますが、こうしたいものです。

 

マッチ

今日も、シナリオ作家養成講座の講師会を行いました。
5月開講の139期シナリオ作家養成講座から、いくつか課題を変えようと思い、提案したところ、ああしよう、こうしたい、これはどうかと活発な意見が出て、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。
受講生の皆さんにお渡しする「映像表現の技術」、技術そのものはもちろん変わりませんが、やはり見せ方は50年前と一緒では難しかったり、わかりにくかったりします。
50年前は当たり前のように使われていたものが、今はほとんど使われていないというものもあります。
だからこそ、あえて課題にしているものもありますし、変えているものもあります。
例えば、本科の課題にある「マッチ」。
今使う人はほとんどいないかもしれません。使ったことがない方もいらっしゃるかもしれません。
でも、課題は変えません。あ・え・て。(笑)
マッチは使われていないから、ライターにしたらいいじゃないという意見もありました。火をつけるだけならライターで代替えも可能です。
ですが、小道具の使い方です。火をつければいいってもんじゃない。
マッチだからこそ、マッチであればこその使い方を考えてほしいのです。
それにはマッチを知らない方はマッチを調べなければなりません。
神戸でおしゃれなマッチ専門店を見つけたことがあります。昔ながらのマッチからこんな使い方もあるのかと思うようなマッチも、デザインも様々で大きさも色々、成分によって炎の色も違うし、使い勝手も違う。
あまりの面白さやデザインの斬新さに、いくつか買い求めてしまいました。
東京にはマッチのデザインを展示しているところもあるようですね。
ちょっとググっただけでも、マッチの歴史を紐解くだけでもドラマに使えそうな面白いものが出てくるんですね。マッチの本もたくさんあるんだ、どんなこと書いてあるんだろ?・・・次から次へと好奇心が湧き出てくる。
色々調べてみると知らないからこその発見もあり、想像力が自然と広がるから不思議です。
実は課題って、大きな意味があるのです。講義で得た技術を使うだけでなく、好奇心を旺盛にしていただくこと、想像力を広げてもらうこと、それは創作の大きな大きな糧となりますから。
シナリオ・センターは、受講生の皆さんの創作意欲をバックアップしていきます。
50年前も今もなお。

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