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スタッフが行く、表参道スポット
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しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。

V6岡田准一さん主演、有川浩さん原作の映画『図書館戦争』を見て思うこと。

図書館戦争

シナリオ・センターの新井です。

映画『図書館戦争』はご覧になりましたか?監督は映画『GANTZ』(2011年)の佐藤信介さん、主演のV6の岡田准一さんも『SP』でアクションシーンの経験を積んでいますので、『図書館戦争』のアクションシーンはとても見ごたえのあるものでした。

図書館戦争

『図書館戦争』は、表現の自由をめぐる様々な論争が基になっていることは言うまでもありません。極端ではありますが、ありえないと言えるでしょうか。
以前「Theミソ帳倶楽部」でゲストにお越し頂いた周防監督は、尊厳死を題材に扱った映画『終の信託』で、「システムはそれ自体が自己目的化していく。そこからこぼれ落ちるものを描きたかった」とおっしゃっていました。

時に法律は、私たちに思わぬ効力を持って、その力を発揮することがあります。その先に『図書館戦争』のような世界が待っていないとはいえません。映画『図書館戦争』ラストシーンで、大衆は自分と無関係だと思い込んで、すぐに忘れてしまう、という意味のセリフがありました。

 ドラマを描くということは、人間を描くこと、人間が生きる社会を描くことだと、創設者の新井一は言っています。シナリオライターを目指す方はもちろん、小説家を目指す方は、相手に伝えるための表現技術はもちろん、私たちの社会へのアンテナを立てて、自分の感じた“違和感”を具体的に考えてみることが大切なのではないかと思います。

 

※6月の「Theミソ帳倶楽部~達人のねっこ」は、6/11のゲスト:原恵一監督、6/25のゲスト:立川らく朝さん
※6月の「シナリオ8週間講座」は6月1日からの土曜日コースと、6月12日からの水曜コースが開講

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