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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

他人に見せるということ

ロストエンジェル

表現

シナリオ・センター代表の小林です。今日から舞台脚本実践講座が始まります。
劇団青年座さんとコラボして、実際の舞台を使って、舞台の使い方から役者さんたちに本読み、演じていただくまでお願いしています。
1回目は青年座さんの稽古場から始まります。
単に脚本(戯曲)を描けばいいのではなく、映像と違いを理解して、人より舞台のわかった作家になってほしいと思います。
新たに企画したこの講座で、芝居というものの魅力を学んでいただけると嬉しいです。

あいちトリエンナーレ企画展が再開されると聞いてよかったと思ったら、文化庁から補助金全額不交付が決定したというニュース、本当にびっくりしました。まさか、さすがにそこまでは思っていたのですが、トップが変わるとすぐにこうなるのですね。
日本の文化・芸術を司るトップの見識の低さに唖然とするばかりです。
大村愛知県知事は国と法廷で争うそうですが、新たな検閲のカタチにお上シンパで固められた司法の判断はいかなるものになるのでしょう。日本の文化芸術に対する司法の見識も見守っていきたいものです。
日本ペンクラブは、「企画展を脅迫などの中断に追い込んだ卑劣な行為を追認することになりかねず、行政が不断に担うべき公共性の確保・育成の役割とは明らかに逆行するもの」という吉岡忍会長の声明を出されました。
本当にその通りです。
こうして、少しずつ私たちは表現の自由を奪いとられていくのです。多くの戦争経験者の方々が「戦前」と同じになっているとおっしゃる意味がみえてきました。
そのうち、まずは有川浩さんの著書「図書館戦争」のようなことになるかもしれません。
すべての人が、この不交付に疑問を持ってほしいと思います。

出身ライター

映画監督林海象監督と脚本家の坂口理子さんがタッグを組み、オリジナル新作を上演します。
この驚くべき組み合わせは、シナリオ・センターつながりでもあり、林海象監督、坂口理子さんがお互いをリスペクトされていたところから始まりました。
そのうえ、出演する劇団ヤパン・モカルは、戦前に浅草で一世を風靡した、シミキンと呼ばれた清水金一が率いたヤパン・モカルを新しくも骨太のクセモノ劇団に生まれ変わらせての登場と、話題のつきない公演となりました。
坂口理子さんは、ご存じのように「かぐや姫の物語」(ジブリ)「メアリと魔女の花」などアニメから映画「恋は雨上がりのように」、ドラマ「女子的生活」、舞台「しあわせのタネ」「銀河廃線」など幅広く描かれており、その様々なジャンルを超えた活躍、作品の質の高さに林監督は先輩としてもゾッコンで、打ち合わせをするたびに坂口さんのすばらしさにのめり込まれたとのこと。
「夢見るように眠りたい」「二十世紀少年読本」「私立探偵濱マイクシリーズ」などを手掛ける林海象監督の演出が坂口理子さんの脚本をどのように料理されるのかとても楽しみです。
10/31~11/4、下北沢Theater小劇場B1 
チケットは前売り3800円・当日4000円 TEL予約0120-240-540(通話無料)
WEB予約https://www/confetti-web.com/detail.php?tid=54612&

また、林海象監督は、やはりシナリオ・センター出身の長津晴子さんと共同脚本・演出で、年末スペシャルドラマ「黒蜥蜴~BLACKLIZARD~」(12/29 NHKBSプレミアム)も撮影中です。
出身同志のコラボ、どんどん増えています。本当に嬉しいです。

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