menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

書く(描く)ということ

ダンスウィズミー

ダンスウィズミー!

シナリオ・センター代表の小林です。東京は降ったりやんだりの怪しい天気ですが、九州は記録的大雨とか、大丈夫でしょうか。浸水も困りますが、大雨だとトイレが逆流することもあるのだとか、何もできないので、ただただ御無事でこれ以上被害が出ないことを祈りばかりです。
どんな雨をも吹き飛ばすようなある意味ノー天気(失礼しました!)なミュージカルコメディ、映画「ダンスウィズミー」が公開されました。
まあ、ひたすらウキウキワクワクしちゃう映画です。
催眠術にかかって音楽を聴くと途端に歌い踊りだすヒロインが最高でした。
ミュージカル嫌いというとタモリさんを思い出しますが、このヒロインの静香は子供の時のトラウマからミュージカルが大嫌いに。
ひょんなことから姪といった遊園地で、音楽を聴くとミュージカルがしたくなる催眠術にかかってしまい、急に踊りだす静香は、会社で、レストランで大混乱を巻き起こしていきます。
おかげで恋も仕事もうまくいかなくなった静香は、催眠術を解いてもらおうと、今は落ちぶれてうまく催眠術がかけられないはずの催眠術師の興行先を追っかけて、催眠術師のアシスタント、売れないストーリーミュージシャン、探偵、取り立て屋などとからみながら、東京から北海道まで全国各地を巡っていきます。
ロードムービーです。所々で巻き起こす大騒動に、ひたすらウキウキ音楽に乗って、大笑いしながら楽しくみられる「ダンスウィズミー」ですが、コメディなのに、ちゃんと主人公の葛藤と変化が描けていて、さすが矢口監督の映画です。

今日は、「ダンスウィズミー」の脚本・監督の矢口史靖監督がミソ帳倶楽部においでくださいます。
これからどんなお話がお聴きできるのか、脚本・監督をなさった矢口監督ならではのお話をお聴きしましょう。
柏田講師がMCとなって、普段はお聴きできないお話も伺えそうです。

読みたいことを、書けばいい。

元コピーライターの田中泰延さんが書かれた、めちゃ面白い本を読んでいます。
「読みたいことを、書けばいい。」(ダイヤモンド社刊)
何が素晴らしいかって、字が大きくて読みやすい。まったく的を得たことをシンプルに書かれている。超テクニシャンのコピーライターだから、キャッチを外さない。
「書きたい」「描きたい」という方は是非読んでいただきたい、こういうと田中さんに失礼なのですが、シナリオ・センターでもお伝えしたいことが、本当に端的にわかりやすく書かれていらして、さすが!と脱帽の本なのです。
そうなんです、「読みたいことを、書けばいい」。これだけなんです。
自分が読みたいと思ったもの、自分が見たいと思ったものを描くのが間違いないんです。だって、ちゃーんとイメージ浮かんでいるってことですから。
ここで説明しちゃうと、この本が売れなくなるといけないので書きませんが、心に響いた一言。
「つまらない人間とはなにか、自分の内面を語る人である。少しでも面白く感じる人というのは、その人の外部にあることを語っているのである」
確かに!!
何か伝わらないな、なにを書けばいいだろうか、どう書けば売れるの、何のために書くのと悩まれている方、必読の書です。「あっ!」「そうか!」と思える本です。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ