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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

人に学ぶ

春を待つ雪

退化か進化か

シナリオ・センター代表の小林です。PCを新しくしたら、わからないことが多く、便利なようになっているのに、やけに不便で、いつになったら使いこなせるのか。
もうはや2か月は過ぎようとしているのに・・・。

新しいことを覚えるという能力が、どんどん退化していっている私です。
こちらは退化ではないでしょうね。
各教室に電波時計を新しく買ったのですが、ちっとも動かない。
なんだかここは電波が届きにくいのか、やっと6台が動き始めたと嬉し気なスタッフ。
3階の教室で電波待ち(?)の電波時計です。()
いつ教室のお目見えが始まるのでしょう。もう少しお待ちください。
時は電波なりではなく、金なりです。
どんどん吸収していける若い年代は、好奇心旺盛に何でも首突っ込んでみてやろう、やってやろうと思って行動して欲しいです。
若い時期はあっという間ですから。
歳とって初めてあの時やっておけばよかったと後悔することは多いものです。

創作に携わろうとする者は、老いも若きもやってみたいと思うことは、勇気をもって果敢に臨むことかと思います。

シナリオの心

例年、講師との個人面談がこの時期にあります。
年の契約更新というべきところですが、講師の面々は、なにしろ熱い、シナリオが大好きで、シナリオを学びたい人と接することがことのほか幸せと感じる方ばかりなので、燃えに燃えて講師をしているので、私がもっとちゃんと働いてよというようなことはまったくありません。
むしろクールダウンして欲しいくらいでといつも思うのですが、今年はちょっと違います。
50周年を目前にしていますので、受講生のためにより燃えちゃってほしいとはっぱをかけています。その前に燃え尽きても困りますが。()

シナリオ・センターの教育方針は、常にともに学ぶということです。
講師は、教えるというのではなく、シナリオの技術を伝える、または渡すというかんじでしょうか。
なぜなら創作は、技術は教えられますが、感性は一人一人のものですから。
講師には、若い方らから年配の方々まで(今は中学生から80代後半の方までいらっしゃいます)年齢もご経験も実績も様々、私たちよりも色々なものを持っていらっしゃる方々ばかりだということを常に自覚して接して欲しいと思っています。
そのお一人お一人の生きかたも、もちろんそこから生まれる作品は本当にみんな違う。みんな違うからこそ、創作は独自のものとして価値があるのです。
どんな創作も、その人からしか生まれない。
一番大事なことだと思います。
ここのところ、色々な方のシナリオ作法というか創作スタイルの本を読んだり、お話をお聞きしたりする機会が増えています。
共通することは、脚本家、小説家の皆さんは、人間が好きだということ。どんな人をも人としての存在をリスペクトとしているということです。
「人間を描く」
言葉にすると一言ですが、人間は、すべて違うのですからこれほど奥の深いものはないと思います。
色々な想い、色々な考え、色々な経験、自分だけではわからない、知りえないことを、たくさんの人と接しながら吸収していきたいなと思う春です。

過去記事一覧

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