他人を想う

シナリオ・センター代表の小林です。この時期になると、来年の講座、イベントなどのスケジュールを決めなければなりません。
毎年、同じようにやっているようにみえますが、何気に頭を使っております。(笑)
ひとりでも多くの方にシナリオを描いてもらいたいシナリオ・センターですから。
シナリオは、俯瞰で見る技術。
登場人物ひとりひとりのキャラクターから背景事情を考えて創らなければできません。他人を想う心がなければ、想像力がなければ描けません。
シナリオ・センターが「一億人のシナリオ。プロジェクト」を掲げて、あちらこちらにお邪魔してシナリオを教えさせていただいているのは、この想像力を広げていただきたいからに他なりません。

昨日でしたか、安倍首相が「国民に一番信頼されていないのは国会議員」とご自身でおっしゃっていたのでびっくりしました。(笑)
信頼されない一番の問題は、国民ことをまったく考えていないからですよね。
国会議員の方々に、政治家の方々に、国民のことを考えられる人になっていただけるよう想像力を広げてもらいたいです。想像力は他人を想う心ですから。
シナリオを学んでいただきたいなあと本気で思います。。

他人を愛する

9月の末に行った「音ナイト」でラジオドラマについてお話ししていただいた出身ライターの葉月けめこさん。NHK福岡で地方発信ドラマとしてシーナ＆ロケッツのドラマを創られ、大好評で全国放送にもなりました。
そのドラマ「You　May　Dream～ユーメイドリーム～」が、海外に誇れる魅力あるドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2018」でローカルドラマ賞を受賞されました。
世界に通用する地方発信のドラマ、素晴らしいことですね。おめでとうございます。

このシーナ＆ロケッツのお話はドラマだけでなく、11月、葉月さんの脚本で、お芝居としてシーナのふるさと北九州で上演されます。
お芝居の方は、女性ロックシンガーのパイオニアシーナさんを主役にドラマと違った側面から、シーナ＆ロケッツを描きます。
「SHEENA 　I　LOVE　YOU」
11月10・11日　劇団青春座公演は、北九州芸術劇場中劇場で上演されます。

2015年2月61歳で逝ったシーナ。ボーカリストシーナの隣にはいつも心から愛し愛された稀代のギタリスト鮎川誠がいました。
生涯ロックシンガーを貫き、最後までステージに立ち続けたシーナの想いが故郷北九州に甦ります。
葉月さんが、テレビドラマと違ったお芝居としてみせるシーナ＆ロケッツの魅力を、故郷の力を、二人の愛の物語を是非お楽しみください。