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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

秋の始まり

シナリオ・センターキャラクター はじめちゃん

シナリオの世界へ

シナリオ・センター代表の小林です。今度の日曜日30日は、134期シナリオ作家養成講座の説明会です。
台風がどうなるのか心配ですが、キャンセル待ちをしていただくほどご予約をいただきました。
ありがとうございます。
この日、おいでいただけなかった方々には、10月2日(火)、3日(水)、5日(金)、昼13:30から夜19:00から90分でシナリオ体験をしていただくシナリオワークショップ、10日(水)は直前説明会(夜のみ・90分)もありますので、こちらにおいでいただけると嬉しいです。
また、いつでも個人相談はお受けしておりますので、ご都合の良いときにふらっとおいでください。
お待ち申し上げております。

創作は自分自身

映画制作・配給の松竹株式会社が、「映画のある生活ラボ」を立ちあげました。
映画館での映画を観ることが生活にどんな影響を与えるかを3ヶ月に1回レポートされるそうです。
第1回目のレポートは、幸福度。
なんと年間5回以上映画を観ている方は、全く映画を観ていない方と比べると10%も幸福度が高く、「日々の生活に満足している」「日々の生活に充実感がある」方が多いのだそうです。
ちょっと嬉しい報告ですね。
まだ「何故幸福度が高いのか」というところまで、第1回目のレポートでは検証されていないようですが、でも、なんとなくわかるような気がしませんか。
映画だけではないかもしれませんが、他人の創作を観たいとか興味がある方は、想像力・創造力をたくさんお持ちなのだと思うのです。
自分だけの世界で、ものを想ったり考えたりせずに、他人の世界、外の世界へ目を向け、広くものを見よう、考えようとされていらっしゃる気がします。
映画館に足を運ぶ、本屋に足を運ぶ・・・自分で動くって、案外面倒くさいものですもの。(笑)
映画館で映画を観る方は、どの映画を観るか選ぶことから始まって、映画館も選び、足を運ぶのですから積極的に生きていらっしゃる。
生活が充実している、満足できるというのは、ご自分自身が選び取ることができるこそなのだと思います。
作り手側は、そんな観客の方々の強い意志をしっかりと受け止めて、より観ていただけるものを創っていかなくてはいけないのですね。

先日「常識を逸脱した偏見と認識不足の表現をしてしまった」ということで「新潮45」が休刊となり、社会問題となっています。 ひとつの雑誌がこのような形で休刊になるということは大変なことなのです。
「LGBTは生産性がない」と公言された政治家への擁護だったようですが、残念ながら、「新潮45」を私は読んでいないので、そのことについてはなにも言えませんが、ものを書くということの難しさを痛感しました。
昨今は、言論の自由をはき違えているのではないかと思うようなこと多いです。
誰でもがものを言えるということは素晴らしいことで、決して失ってはいけないことですが、言論の自由というのは、何でも言っていいということではないと思います。
他人を、誹謗=悪口を言うこと、中傷=無実のことを傷つけることは自由とは言わないのです。
マイノリティを否定したり拒絶することは、あの戦争へと向かっていった時代と同じことしているのだと思うのです。
「人は皆違う」「みんな違ってみんないい」この当たり前のことを1人1人がきちんと向かい合えば、こんなことは起こらないはずです。
シナリオを書く、小説を書く、アニメを、漫画原作を、戯曲を、ラジオドラマを、ゲームシナリオを・・・etcetc。
創作は、「人は皆違う」というところから始まります。

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