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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

女性の視点・男性の視点

デートクレンジング

セクハラ

シナリオ・センター代表の小林です。ここ数日とうって変わって、5月の気候の東京表参道は、もはや夏先取りの方もたくさんいて・・・。
先取りなどとんでもない寒がりの私は、心配でまだヒートテックが手放せません。(笑)
亡くなった出身ライターの森治美さんと一緒の時は、羽織ものなくしては生きていけませんでした。講座の時も受講生の方に羽織ものをお持ちくださいとインフォメーションしました。
なんせ治美ちゃんの暑がりは尋常ではなく、ガンガン冷房を要求しますから、こちらは羽織って防戦しなくては凍え死にしちゃうんです。(笑)
それにしても、同じ人間なのにどうしてこうも違うのでしょうか。たかがこんなことでも人はそれぞれ。決して一緒ではありません。
だから、ドラマが無限大に生まれるのです。
それにしても、日本のセクハラ対応はどうしてこうもロクでもないのでしょう。
詩織さんの時も(まだ闘い中です。がんばれ!)被害者がどんな想いで表に出たかも感じない、わからない、そんな男性たち、女性も含めて男社会に腹が立ちます。
確かに温度差と似ていて、様々な思い方がおありでしょう。
ですが、セクハラの場合は、ほとんどが日常行っている人の方が多いようです。ですから、本当はまわりには「やっぱりねぇ」とか、「私も」#MeTooとかの方もいらっしゃるのでは。
セクハラ、パワハラは、とても線引きが難しいです。気温の感じ方のように人によって感じ方が違います。
それでも、少なくとも上に立つ人は、万が一でも思わせてしまうようなことに気を配らなくてはいけないのです。
他人への配慮が足りないということは、想像力がない、常日頃の人間性に問題があるのではないでしょうか。

 

デートの呪い

女を縛る呪いをぶちやぶれ!
女には色々な呪いがあるのです。だからセクハラ、パワハラ、マタハラも、あらゆることに戦っていかなくてはならないんです。
「デート クレンジング」(祥伝社刊)
出身ライターの柚木麻子さんの新刊本が出ました。
柚木麻子さんは、女性を描いたら天下一品。あらゆる年代の女性の気持ちを知り尽くしています。
「デート クレンジング」の主人公たちはアラフォー、30代後半です。人生の岐路に立ち、女性たちを焦らせる見えないときに抗い、壊したい・・・。
デートクレンズは、アメリカの造語で、「女の人はデートしない時期を意識的に作ろう」という意味だと主人公佐知子の親友実花はいいます。
仕事、結婚、妊娠、出産・・・自分らしく生きたいのに「女」は色々なことに縛られ、自分自身でも縛ってしまっています。
昨今の社会は、この物語のまさに現実のひずみに見せてくれていますよね。
そして、新しいステージに進むたびに女たちの友情は引き裂かれていきます。
主人公の佐知子と親友の実花は、その中でお互いに迷い、抗いながらそれぞれの立場を理解し、それぞれの生き方を模索していきます。
シングルだろうがカップルだろうが、子どもがいようがいまいが、仕事をしてようがしていまいが、どんなに環境が変わっても、他人をうらやむことなく、自分らしく生きたい、全女性にエールを贈ってくれるお話です。

柚木さんの本は、女性ならではの感覚の鋭さに加えて、キャラクターがしっかりとできているので、主人公が小学生、女子高生だろうが、20代、30代だろうが・・・私とは全く違う年代でも、なんの違和感もなく感情移入をさせられてしまいます。
視点の広さ、キャラづくり、感情セリフの使いかた、柚木麻子さんの小説はどれをとっても女性の心の機微を感じて、心に沁みます。
女性だけではなく、女の気持ちを理解できない男ども(笑)にも、是非とも読んでいただきたいです。
5月15日火曜日のミソ帳倶楽部は、柚木麻子さんをゲストにお迎えします。乞うご期待です!!

過去記事一覧

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