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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

春だ、弥生だ、外へでよう

去年の千鳥ヶ淵の桜 今年はいかに?

アンテナの張り方

シナリオ・センター代表の小林です。3月です。
昨夜から春の嵐が各地で吹き荒れて、北海道で猛吹雪、東京では4月下旬の暖かさ。日本全国で歩いている方が飛ばされたり、船が転覆したりと大変なことが起きているようです。
関西では春一番が吹いたと発表されました。
春一番というと、キャンディーズの歌を思い出して、待ち遠しい感じがするのですが、本当はなかなかのものらしく、結構大きな台風並みの雨風で甚大な被害をもたらすことが多いようです。
ものごとは知っていないとまずいことや恥ずかしいことがたくさんありますね。

よく「シナリオライターを目指すならアンテナを張り巡らして」と申し上げるのですが、アンテナを張り巡らすってどうやって?と訊かれることがあります。
アンテナと張り巡らすというのは、ちょっとだけあれ?と思うことなのではないかなと思うのです。
で、あれ?って思ったら調べてみる。
本当につまらないことですが、先日友人とご飯を食べていて柚子料理を1年中出しているお料理屋さんの話になりました。
夏は青柚子、冬は黄柚子を使うのだそうです。
すると、柚子って2種類なの?となり、花柚子もあるよね、スダチとかカボスは柚子じゃないのか?柚子胡椒は、どの柚子で作られているの?、柚子料理をだしている京都の柚子屋旅館はどこにある?ということになり、八坂神社の近くらしい、八坂神社って?となり・・・。
次の日、FBを見ていたら柚子屋旅館のことを出身ライターの方が書かれていて・・・今までだったら気にも留めなかったはずのことが引かかるのです。
こうして、どんどんどんどん広がっていく。 これがアンテナづくりの1歩ではないでしょうか。

私は、国語辞典を引くのが好きです。そこから色々な言葉が飛び出してくるからです。言葉は想像力をかき立て、次から次へと広がってくれるのです。

あれもこれも

3月アンテナのひとつは、3月9日(金)「脚本アーカイブズ・シンポジウム 脚本から時代を読み解くたのしみ」を聴講に参ります。
過去を知ること、歴史を知ることは面白そうだからという単純な気持ちです。
法政大学で行うというのも魅力の一つです。法政大学の前を毎日散歩しているのですが、入ったことがないもので、一度入りたかった。久々の大学、興味津々です。

歌手の川中美幸さんが続けていらっしゃる「美幸座一座朗読会」というのがあります。ほぼ毎月開催していらっしゃいますが、出身ライターの柏田道夫の小説「武士の料理帖」を朗読しています。
今回はラジオウエストおしゃれ組、ラジオパーソナリティー、アナウンサーの4人の方が朗読されます。
3月11日(日)13:00~。豚玉+ドリンク付き4000円です。「Barまいどおおきに」渋谷東急本店のそばです。申し込みは美幸オフィス 03-3462-2100
日曜日の午後、豚玉食べながら、新しい世界をみれたらちょっとお得では?

3月19日(月)は、ミソ帳倶楽部。
ゲストは、映画「北の桜守」の脚本家、出身ライターの那須真知子さんです。
アクションものから吉永小百合さん主演の北の三部作、渡辺淳一の世界まで描かれている那須さんのシナリオ作法考をお聞きしましょう。
出身ライターのお話は本当にありがたいです。受講生の皆さんの気持ちをよくわかってくださっているからです。

自分のテリトリーにはないことをやってみるというのもありかと思います。
「ヒット作品に学ぶ!!SF・ファンタジー講座」
SF・ファンタジーはお好きですか?「君の名は」「千と千尋の神隠し」「ハリーポッター」などなど。先日お話しいただいた宇山佳佑さんの「今夜、ロマン劇場で」もそうですね。
3月9日から23日まで3回にわたって、実習付きの講座です。
SF・ファンタジーは苦手の人も、好きだけど理解されない、SF・ファンタジーを書くのは難しいと思っていらっしゃる方も、まずはお試しを。

食わず嫌いは、創作の邪魔になります。
なんでもみてやろう、やってやろう・・・3月は年度替わりです。気分を変えて見ましょう。重いコートを脱ぐ日も近いです。もうすぐ春ですね♪

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