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しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。

「見捨てず、愛して、書き直して、育てる」/小説家・脚本家としての信条

大山淳子さん©講談社 撮影:杉山和行氏

出身脚本家・小説家の大山淳子さん、ご来社!

先日、出身脚本家・小説家の大山淳子さんが、新刊『光二郎分解日記 西郷さんの犬』(講談社文庫)を代表の小林に届けに来てくださいました!
嬉しいことに、コメントも頂けました!

そのコメントの中に、大山さんがプロの小説家・脚本家として、作品を書く上で信条とされていることなのでは!と感じるステキなメッセージがありました。

皆さん、自分の作品をたっぷり愛していますか?
途中で上手く書けなくなったら「これダメだ、違うの書こう!」と見捨ててませんか?

心当たりのあるかたはぜひ大山さんのコメントをご覧ください!

では、まずは、新刊『光二郎分解日記 西郷さんの犬』の注目ポイントからご覧ください↓

注目ポイント:「かわいそう性×2」の迷コンビ&上野の西郷さんの犬が行方不明に

〇大山さん:主人公は記憶のあやしい75歳の隠居老人と孫の浪人生(二浪中)。
シナリオのセオリー「主人公にはあこがれ性と共通性をもたせる」に反し、「かわいそう性×2」の迷コンビです。
謎はなかなか解決せず、話は妙な方向にばかり進みます。
読んでイライラするミステリー・イラミスです。
イライラしながら「こいつらよりマシ!」と自分の人生に優位性を感じて、この暑い夏を気持ちよくお過ごし下さい。
また、「ここは外せなかった!」というシーンと言えば、上野の西郷さんの犬が行方不明になります。
あの西郷さんがひとりぼっちで立っている。
その光景を思い浮かべて、笑ってください!

※なお、『光二郎分解日記 西郷さんの犬』は、『光二郎分解日記 相棒は浪人生』に続くシリーズ第2弾です。関連作品『分解日記 光二郎備忘ファイル』もございます!まだ読んでいないかたはぜひ併せてチェックして下さいね。

では次に、大山さんからのメッセージをご覧ください↓

「自分が書いたものを見捨てず、たっぷり愛して、何度も書き直して、育ててください」

〇大山さん:みなさん、創作お疲れ様です。
わたしはシナリオ・センターで学んでいた時も、プロになった今も、同じことをしています。
書きたいものを自分らしい視点で一生懸命書いています。
書いて失敗して書いて失敗して……繰り返すとたまに成功します(笑)。
今、目の前にある自分の作品を、たった一枚でも二枚でも、自分が書いたものを
見捨てず、たっぷり愛して、何度も書き直して、育ててください。

→大山さん、ありがとうございました!
自分が書いたものを見捨てず、たっぷり愛して、何度も書き直して、育てる。
ステキな言葉だなぁ、としみじみ感じます。
途中でうまく書けなくなると見捨てたくなったり、書き直すよりも、また新たに書いてそっちの方を愛したくなったりしませんか…。

でも、それじゃあダメですよね。
大山さんにならって、一度書いた作品は見捨てず、たっぷり愛して、書き直して、育てていきましょう!

※『光二郎分解日記 西郷さんの犬』の詳細は、こちらの講談社BOOK倶楽部公式サイトからご覧ください。
※『光二郎分解日記 相棒は浪人生』の詳細は、こちらの講談社BOOK倶楽部公式サイトからご覧ください。
※『分解日記 光二郎備忘ファイル』の詳細は、こちらの講談社BOOK倶楽部公式サイトからご覧ください。

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