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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

右脳を研ぎ澄ませ

シナリオ・センター代表の小林です。陽射しは暖かいのに、空気は冷たいですね。ダウンコートを今月中なら安くクリーニングにできるので、出したいのだけれど、またすごーく寒くなったらどうしようと不安。でも、4月にダウンを着るのもイマイチだから寒いのは我慢する?・・・年寄りの悩みどころです。若いときは、先取り大好き、まずはファッション重視でしたけれど。

先週の土曜日に、3月の「47都道府県シナリオコンクール~47行の物語~」の締切でした。
このコンクールは、毎月第4週目の土曜日が締め切りです。そして、その月の1日に課題を発表します。頭に入れておいてくださいね。

3月は、東北(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)×ごはんでした。
HPやFecebookでも、色々な情報をお出ししてまいりました。ご利用いただけたでしょうか。
2回目の東北は、1回目を越えて258本と大勢の方がご応募くださいました。嬉しいですね。回を追うごとにどんどん応募数が増えてくれたら最高です。
4月はどこになるでしょうか。忘れずにご応募くださいね。

「47行の物語」は、実は右脳を研ぎ澄ますコンクールと言ってよいかもしれません。
右脳は感覚・感性を、左脳は理屈・論理を司ります。
ドラマのストーリー、構成は、こうなってああなってと順序立てて考えますから左脳が使われているのでしょうか。
ですが、これこれこういうお話ですというだけではドラマは面白くありません。
しかし、シーンを面白くすると言っても、シーンの中には、俳優さんと小道具、セット、背景しかありません。このわずかなもので、なにができるのでしょう。それでも頑張って頑張って、面白いシーンを作らないと誰も見てくれません。
 シーンを面白くするためにはどうしたらいいでしょう。23のポイントを新井一はあげています。
設定の面白さ ②行動の面白さ ③人物の出入り ④一人芝居 ⑤人物のキャラクターの面白さ ⑥人物関係 ⑦人物関係の変化(出会い・中味・別れ)⑧ディテールの面白さ ⑨俳優のしどころ ⑩見せ場 ⑪意外性(ドンデン)アイデア ⑫今までの状況(背景) ⑬雰囲気 ⑭あべこべ ⑮セリフの面白さ⑯小道具による心理描写(マグファイン) ⑰楽しく、痛快にするための歌、音楽、踊り ⑱心惹かれる状況(ラストシーン) ⑲興味を持たせる(未知) ⑳次のシーンの準備 ㉑枷(秘密)時間 ㉒リアクション ㉓伏線

23のポイントをちょっと左脳で理解して、右脳を働かせて、おっ!!という シーンを思いついてください。発想しやすいように、課題があります。
今年のテーマ「シーン(新)感覚を研ぎ澄ます」、魅力的なシーンこそプロの道への第1歩です。

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