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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

説明でなく描写せよ

シナリオ・センター代表の小林です。東京は冷たい雪が降っています。でも、大騒ぎしていたほどでもなく、表参道は積もっていません。
テレビで、ヒートテック着て、冬支度で、ダウン着てお出かけ下さいと言っていたのには笑ってしまいました。親切なアドバイスはとても嬉しいけれど、ヒートテックって商品名ですよね。なので、私は、極暖着てきました。(笑)

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昨日は、創設者新井一の19回目の命日でした。
「じゃ、またな」と手を振って、センターのドアを出ていって、19年。 また会うことは叶わなくなってしまいましたが、今でも多くの方の記憶に残って、慕っていただけていることが嬉しくありがたいです。
命日にお花をいただいたり、メッセージをお送りくださったり、好物の柿を送ってくださったり、皆様から暖かなお気持ちをいただきました。新井も天国で喜んでいるでしょう。本当にありがとうございます。 

新井は、赤字のシナリオ・センターを遺して去って行ったのですが(笑)、お金には代えがたい大きな遺産を遺していってくれたおかげで、シナリオ・センターは今日まで46年の歴史を刻むことができました。
新井が遺した遺産は、「シナリオの基礎技術」という、プロ養成だけでなくあらゆるものに利用できるノウハウです。そして、後藤はじめそのノウハウをしっかりと受け継いだ講師の方々でした。
ノウハウと人材。これほど大きな遺産はありません。
おかげさまで、シナリオ・センターは来年47周年、シナ(47)リオの年を迎えようとしています。

新井が一貫して言い続けてきたことは、自分の考えや想いをしっかりと持ち、的確に他人に伝えていく大切さです。
シナリオを書くことは、プロになるためにも、日常生活をするためにも大きな力になります。
キャラクターを考えることで、人は全て違い、考え方も想いを同じではないことを知ることができます。
アクション・リアクションを描くことで、自分の想いの発信の仕方、相手の気持ちを忖度する力がつきます。
人間を描くことなので、他人に対して想像力、思いやりがつきます。

シナリオを描くという大きな枠の中で、特に新井が大事にしたことは、シーンを描くことです。シーンを描くということは、そのシーンに、誰がどのようなこと言い、どう行動するのか、そこを描くことで、人間が浮かび上がり、一番大事なことは何かということを考えられるのです。
すべての人間性が凝縮されるのです。
プロで言えば、魅力ある、観る人を引き付けるシーンとなるのです。

「説明でなく描写せよ」
他人(ひと)に伝えることはどういうことか、新井の言葉をもう一度かみしめています。 

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