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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

早くデビューしたい?

 シナリオ・センター代表の小林です。昨日は上着がいらないほど暖かだったのに、今日はちょっと肌寒い。桜も散り始めたけれど、春はまだでしょうか。

Yuzuru_Hanyu-Sochi_2014

土曜日に、127期シナリオ作家養成講座の直前説明会を行いました。 なにしろ直前なので、今週土曜日が開講。 今日明日中にご質問にお応えせねばならず、フル回転しています。 参加者のみなさんはとても熱心な方ばかりで、おひとりおひとりが質問も多く、私もひとつひとつ、「私はこんなに真面目?」と自分自身で驚くほど、真面目にお返ししています。(笑)

その中で、「どうしたら早く脚本家になれるのでしょう?」というご質問がいくつかありました。「早く」って・・・そりゃあ、みんな思うけれど、「学問に王道なし」といわれるように、やはり何をするにもコツコツ行くしかないんですね。
それが一番の早道でもあるし、プロになってから長く活躍できる力を持てるのです。

仕事を得るという意味では早くデビューすることに越したことはないのですが、早くデビューすることが一番ではないと思うのです。
デビューが早くできることよりも、大切なのはプロとしていつまでも活躍できることなのです。
そのためには基礎が大事だということです。
基礎には裏ワザはないのです。
ただただ習った技術を身に付けるべく、シナリオを書き続けるという方法だけなのですね。

でも、時々疲れちゃったり、才能がないのかなあと絶望したりして、書けなくなったりします。
そのときこそ、学校にいるということが役に立ちます。
独りで悩んではだめなんです。一人で考えるとネガティブな神様に、ドツボにはまっていきますから。
悩みはどんどん出していきましょう。
学校には、同じ志を持った仲間がいます。仲良しだったりライバルだったり・・・自分一人ではない、悩まない人はないということが励みになります。

才能で言えば、才能なんてないと心得ていてください。才能は自分で創るものですから。やり遂げるということが才能を生むのです。
天才というのは、才能を持っていたのではなくて、才能を育てた方たちなんです。
才能を育てるために、学校があり、仲間があり、ライバルがあるのです。

昨日、スケートの羽生結弦選手の「情熱大陸」をみていたら、仲間と楽しみながらも、その仲間が自分の上に行くことが悔しくて悔しくて練習にひたすら励んでいました。
一握りの才能を持つ覇者と思われている羽生選手は、努力の人でした。

羽生選手に負けずに書き続けましょう。あなたの才能が花開き、歩きはじめるまで。
応援していきます。

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