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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

脚本のあるべき姿

シナリオ・センター代表の小林です。土曜日は、大阪校の説明会に出かけてきました。暖かな気候に恵まれて、仕事なのにちょっと旅行気分になりました。
これで、沢山の方がシナリオを学びにおいでくださればサイコーなんですけれどね。

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先週の金曜日は、日本脚本家連盟さんの創立50周年記念パーティーでした。おめでとうございます。
六本木のグランドハイアットの素晴らしい会場で会員の脚本家の方々、業界の招待者の方々などたくさんの方が集われました。
理事長の中島丈博さんの紋付きはかま姿がとても素敵でした。
司会は円楽師匠。でも、中島先生と対照的にスーツ姿で一瞬どなただかわかりませんでした。(笑)
円楽師匠の巧みな司会のもとに、まずは理事長の中島先生の歯に衣を着せないご挨拶。脚本家のあるべき姿を示してくださり(脚本家の地位向上のために頑張ってくださっていました。)、さもありなんとしみじみ思いました。かの悪名高き(?)NHK籾井会長さんや文化庁の方などからのご祝辞などに次いで、映像を使ってのベテランの脚本家、プロデューサーのお話などが披露されました。

脚本家は、原作をシナリオに書きかえるのが仕事ではないと中島先生がおっしゃっていましたが、現在はあまりにも原作ものが多く、脚本家のオリジナリティが活かせない状態です。
昨今のドラマの低迷を見るにつけ、映像を創る中で、脚本とはなにか、脚本の立ち位置を、あるべき姿を改めて制作に関わるものすべてが考えなければいけないのではないかと思いました。
ベテランの有名脚本家、アニメ作家、プロデューサーのお話をお聴きしても、そこには脚本を中心とした真摯なドラマ作りがうかがわれて、脚本家の在り方のみならず、製作する側の心を考えさせられました。
脚本家は、みずから脚本を通して、しっかりと発言していくことで、ドラマを創るということを伝えていかなければいけないと思うのです。

私自身は、センターの出身ライターの方々がたくさんいらしていたので楽しい2時間をすごさせていただきました。
アニメの前川淳さんは、今月小説を出版されたとのこと、すぐにミソ帳倶楽部でお話していただくお約束もしてしまいました。
あちらこちらで、出身ライターの方々とお話していたので、せっかくのご馳走をいただき損ねたのは残念でしたが(笑)、山本むつみさん、李正姫さん、荒井修子さん等とはすっかり女子会のノリ。「近々本当の女子会しましょ。」というお約束をしてお別れしました。
どこへお伺いしても、センター出身のライターの方々がたくさんいらして、本当に心強いです。(笑)

 

そのためにも、シナリオ・センターは、力のあるシナリオライターを育てていかなくてはなりません。気持を引き締めて、開講に臨みたいと思っています。

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