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子育てを通して、親になる。

こども未来賞

シナリオ・センターの新井です。
赤ちゃんが生まれての一ヶ月は、授乳などでほとんど寝られないくらい大変だそうですね。夜、赤ちゃんが泣くと、女性は気づくそうですが、男性は気づかないとか・・・男は使えませんね(笑)


育児で味わう感動や喜び、苦しさなど、様々な体験のエッセイが寄せられている
「第16回こども未来賞」に、シナリオ・センター講師の安藤さんが入選されました。
安藤さんが、子育ての時に感じたことを、娘さんの子育て姿に重ねながら、初めての赤ちゃんに戸惑う娘さんの成長を見守る母という視点から綴られています。心がじんわり暖かくなるエッセイです。
以下、受賞されてのコメントです。

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「こども未来賞エッセイ」を書いて ~ノンフィクションの効用」 

安藤るみ子

 「こども未来賞」のエッセイを書こうと思ったのは、娘の初めての育児の大変さを記録しておこうと思ったからだ。単にそれだけのこと。祖母の視点のエッセイを取り上げてくださった審査員の方々の懐の深さに感謝。

夜中何度も起きて、昼間も授乳や沐浴などで身体が休まらない育児の大変さは、便利な育児用品があっても昔と変わらないなぁ、と感じた。疲れて暗い目の娘が、自分の子どもを愛おしく見つめてふっと笑ったとき、私は心からホッとした。

――ママたちが「育児孤独」に陥って迷うことなく、気軽に利用できるあたたかいネットワークシステムができますように――

そう思って書いたエッセイ。

事実をそのまま書くのは、自分の気持ちを素直に伝えられて案外楽しい。その過程で考えが整理されて自分の視点がわかり、ハッとさせられる。

また、シナリオというフィクションの世界が俯瞰で見えてきて、キャラクターや設定を考えることの楽しさがよくわかる。ああ、なるほど。やっぱりシナリオを書くのは楽しいよね、と思う。書くということに脳の中の垣根はないのかもしれない。

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安藤さんのエッセイで印象的だったのは、
『必死に「育てている」つもりがいつのまにか親のほうが子どもに育ててもらっている、というのが子育ての奥深いところ』
という一文です。「親になる」と言いますが、子育てとともに「なっていく」のものだなぁと思いました。

エッセイの全文は以下からお読み頂けます。子育てに悩んでいる方、かつて悩んでいた方に読んでいただけたらと思います。

「こども未来財団」 入選 孫の手 安藤るみ子 http://www.kodomomiraizaidan.or.jp/miraisyo/24miraisyo-1611nyusen.html

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