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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

私のオアシス

シナリオ・センター代表の小林です。真夏日だそうです。暑いです。
暑いはずです。安保関連法案は閣議決定されちゃたんですね。
自衛隊は米軍にくっついて戦争にいっちゃうぞということでしょうか。
素朴な疑問なのですけれど、自衛隊の就業規則ってどうなっているのでしょう。
入隊するとき雇用契約を結びますよね。その就業規則の中には、戦争に行くのが義務っていう条項があるのでしょうか。
軍隊じゃないのだから、労働者ですよね。労働基準局はどうみているんでしょうか。
最近は、よくわからないことが多すぎて、私のキャパを越えています。 

根津美術館

頭を冷やすにはもってこいのところへ行ってきました。
昨日、柏田講師が講義の前に、根津美術館で「燕子花と紅白梅」をみてきて、お庭にも燕子花が満開ですごく良かったと話してくださったのです。
日本橋高島屋で「琳派400年記念 細見美術館 琳派のきらめき」を見て以来ここのところ日本画づいていました。
若いころは、日本画にはあまり興味がなかったのですが、最近好きになってしまいました。歳をとったせいでしょうか。なんだか日本画は落ち着くんです。
柏田講師からお聞きしたら、どうしても観に行きたくなってしまい、今日は中抜けして根津美術館へ行ってしまいました。
 
「尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅」展を17日までやっています。
さすがに大屏風の迫力は素晴らしい。かきつばたが迫ってきます。
「燕子花」は光琳の若いときの作品、ある意味デビュー作みたいなもの。筆に力があって、構図が大胆で、色にも力が漲っています。
かたや「紅白梅」図は、晩年の作品。「燕子花」と全く違って、なんていうのでしょうか、枯淡の域っていうか、繊細で穏やかです。
私は、「紅白梅」図の方が、今はいいなあと思います。好みは変わります。これって、私が歳をとったから?

 展示の中に、下絵がいくつかありました。いわばデッサンですが、これがすごいんですね。何枚も何枚も同じものを書いて、どれも緻密。
どんなものも、デッサンをどれほど書き、手に覚えさせていくかが大事だということがよくわかります。
なにごとも基本の力こそが花を咲かせるための唯一の力だとしみじみ思います。

 かきつばた  根津美術館庭園

お庭には、かきつばたが満開でした。光琳がこれを見て書いたわけではありませんが(当たり前だ!)光琳の「燕子花」図がダブります。
根津美術館の素晴らしいのは美術品もさることながらお庭があることです。
幾つもある茶室もすばらしいものですが、私は青山のど真ん中、都会の喧騒の中にこんなにもうっそうとした木々に囲まれる場所があり、静寂な時を満喫できるひとときを持てることが本当に素晴らしいと思います。
大金持ちの根津嘉一郎さんに感謝!()
シナリオ・センターからすぐのところに、私のオアシスがあります。
ちょっと深呼吸をしたくなったら、あなたもお出かけください。
 

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