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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

女、女、女

蓼科の秋

女性の敵は女性

シナリオ・センター会長の小林です。今日の東京は28度とかでちょっとうんざりした気分でしたが、蓼科に住んでいる友達から紅葉が送られてきて、とても癒されました。
こんなに秋が恋しいのは、失われつつある不安からなのでしょうか。

毎朝、出身ライター櫻井剛さん脚本の朝ドラ「ブロッサム」(NHK)を見ています。
宇野千代さんがモデルである主人公の珠は、男の元へ夜な夜な通った淫乱女のように悪い噂を立てられ、学校から追い出され、町中の人から白い目で見られます。
でも、相手の同僚教師島村にはお咎めもありません。
まさに大正時代の男女差別、女性への偏見が描かれています。

こんなろくでもない時代を強く生き抜いた宇野千代さんを尊敬しているのですが、実は、私はとても大きな男女差別意識を持っています。
私の男女差別は、明らかに女の方が優れていると思っていること。(笑)
一般的な男社会でこんなことを言って「ふざけるな!」と男性には怒られちゃうでしょうけれど。
私は基本、男と女の差があるとしたら、体力くらいだと思っています。(最近はガテン系にも女性の進出はすさまじいですが)
で、頭脳に関しては男女とも同じか、もしくは女性の方が優れている。だから、優れている女性は虐げられるのかなぁとも。
私は一応女性ですから、同性の女性を応援したいし、本当の男女平等になることが望ましいと思っています。
でも、悲しいことに折角女性がお上のトップになったというのに、まったく喜べない。
男に媚びを売るようなくにゃくにゃや作り笑顔だけでなく、化粧だの朝風呂だの家事だのに時間がとられるって何を言っているのでしょうか。お上のやり方は、男に依存し強請って生きていく姿です。
今の女性たちは、そんな生き方はしていません。女性たちの大半は、家事も育児も介護もこなして、ちゃんときれいにして仕事をこなしています。
こんなに女性全体を貶めてしまう女性がいるのかと思うと本当に腹立たしいのです。
お上の発言も行動もすべての女性を侮辱するものとしか思えません。
私の1年間の腹立たしさは、ここに集約されているようです。

女性自身

この秋のテレビドラマは、「女性脚本家 際立つ存在感」という新聞記事が掲載されていました。
ね、すごいでしょう。女性の活躍。とはいえ、わざわざ女性脚本家と言われるのは、まだまだなのですね。

野木亜希子さんの「ポリティカルパン」、蛭田直美さんの「銀河の一票」にも通ずる政治の金を巡ってのドラマ。出身ライターの長田育恵さんの「いろはの恋は時代をかける」ではタイムスリップした江戸時代の娘が、小学校に取り巻く問題に切り込むドラマを。
吉田恵理香さんは「もうパパ!」でSNSを発信する自己表現を通して家族の在り方を、中園ミホさんは「アナログナース~デジタルってなんだよ!?」でAIや高度システムが管理する医療の問題を。
出身ライターのあさか友恵さんは「会社員」で女性が会社でのし上っていくための苦悩を、出身ライター吉田紀子さんは「俺たちの箱根駅伝」で箱根駅伝にかけるテレビマンの姿を描いています。
政治、SNS、AIなど今の空気感や変化を表現するドラマが多くなっています。
期待ができるドラマが多く楽しみな10月期です。

脚本の世界では、女性の脚本家は当たり前ですが、今でも「女性の台頭」的なニュアンスで記事になるのですね。そういえば、昭和では「主婦作家」と言われたこともありましたっけ。
シナリオ・センター出身ライター脚本の連ドラ10月期の22本のうち12本が女性ですし、女性とか男性とかに関係なく活躍されています。

ふと思ったのですが、私が急に女性に神経がいきだしたのは、お上の行動や言動のせいですね。
女性たちが頑張っているに、愚かな女性政治家たちが足を引っ張ることだけはやめて欲しい。

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