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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

暑い夏

ナガサキの郵便配達 朗読と音楽の集い

八月

シナリオ・センター会長の小林です。8月は、広島、長崎、終戦記念日と戦争の傷跡を辿る月です。
つらい過去ですが、つらい過去だからこそしっかりとみつめないと、またいつか来た道となります。
8月だからこそ、向かい合わなければならないと思うのです。
被爆者の方や、戦死者の方、又遺族の方々もつらさを乗り越えて敢えて語ってくださる方がたくさんいらっしゃいます。
素直にそれこそ真摯に、耳を傾けなければいけないと思います。
終戦81年という時が無為に流れてしまったがゆえに、今こそキチンと向き合わなければいけないと思うのです。

今、全国各地で「戦争反対」「改憲反対」「お上はやめろ!」のデモが盛んになっています。
日本の加害の歴史に向き合おうとしないお上、自分の都合の良いようにするお上、このまままだといつか見た道へ行きそうだと心配が大きいのでしょう。
そして、自分の頭で考え心で想う方々が増えてきたのだと思います。
悲しいことですが、武器輸出5類型撤廃、非核3原則の見直し、スパイ法、国旗損壊罪の成立、改憲などなど、タモリの言う「新しい戦前」になりそうです。
皆で、人としてやってはいけないことがあることを、お上に教えないといけませんね。

夏休み

来週1週間は(8/10~17)は、シナリオ・センターは、夏休みをいただきます。
私は、いつもお盆の時期のお休みはどこか遠くへ行くということはありません。悲しいことに、今住んでいるところが私の生まれ故郷なので、帰郷といういうことができないのです。
子どもの頃、どんなに「田舎のおばあちゃんのところへいく」と言うと友達がうらやましかったことか。この歳になってもまだあの時の寂しい想いを思い出すから不思議です。(笑)
唯一この休みに出かけるところがあります。東京なので、ま、夏休みだからというものでもありませんが。
8月9日、長崎原爆記念日の日に、「ナガサキの郵便配達 朗読と音楽の集い」というイベントが行われ、阿川佐和子さんら6名の俳優さんと2名の演奏家さんが出演されます。
この朗読の「ナガサキの郵便配達」のお話しは、ドキュメンタリー映画(2021年)にもなり、演劇やお能にもなっていて、ご存じの方もおいでかと思います。
ですが、情けないことに私は全く知りませんでした。なので、是非と思いました。

このお話しは、1978年、初めて長崎を訪れた英国のノンフィクション作家ピーター・タウンゼントさんが、二人の被爆者に会い、あまりにも感動的で衝撃的な話を聞き、長崎の苦悶の一端に触れた体験から、長崎の物語を書こうと思いたって生まれたものだそうです。
1982年から本格的な調査を始め、被爆者の一人である谷口稜曄氏と出逢い、来る日も来る日も膝を交えて深夜まで話し合い、さらに多くの被爆者達とのインタビューを重ね、彼らと一緒の時間を過ごし、長崎の街の空気を吸い、何十キロメートルも歩き回り、被爆者のみならず医師、科学者、社会学者、宗教指導者、さらに軍関係者など数々の貴重な証言を集め、1984年「The Postman of Nagasaki」のタイトルでイギリスとフランスで出版されました。
長崎で16歳の時に郵便配達中に被爆したひとりの少年の悲劇とその後の苦しい闘いを、原爆の恐ろしさと犠牲者の痛み、その後遺症がいかに恐ろしいかということを描き出したドキュメンタリー物語なのだそうです。
この被爆少年だった谷口稜曄さんは、生涯をかけて核廃絶を世界に訴え、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員も務められました。
今回このお話しがどのような形で表現されるのかわかりませんが、俳優さん演奏家さんも、このドキュメンタリーの深さを表現してくれるのではと思います。味わってきたいと思います。

皆様は、夏休みはどうお過ごしになるのでしょうか。体験は必ず創作の役に立ちますから、色々な体験をしてきてください。
で、お休みが終わったら、ゼミ生の皆さんは、是非とも私の出させていただいた課題を書いてくださいね。待っています。よい休みを!

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