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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

大切なこと

伊参スタジオ映画祭

呼吸

シナリオ・センター会長の小林です。金曜日はお休みをいただきました。
お休みをいただいて、大阪まで私の推しの仁左衛門丈の歌舞伎を、閉館される松竹座に観に行きました。
松竹座はやはり趣があって素晴らしい。
仁左衛門丈は、「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」で弟の高綱の首実検に悩む盛綱の姿を見事に演じていて、その口跡、姿の美しさに惚れ惚れしながら見ていました。
松竹座は、歌舞伎だけをやっていたわけではありませんが、やはり伝統的な建物には伝統的な演目がよく似合っていました。これを壊して、最新のデザイナービルになるのかと思うと、とてももったいない気がします。
古きよきものを遺そうという考え方は、経済効率を考えるとまずいのかもしれません。時代の移り変わりとともに変わっていくことは必然なのかもしれません。
でも、でも、です。本当にそれだけでいいのでしょうか。
効率や経済、便利だけで、物事を図ると、人間が呼吸する場がなくなるような気がしてなりません。
一見無駄と思われるものも、人間が生きるための大切なものなのです。
「働いて、働いて、働いて、働いて、働いて」いたら狂っちゃいます。
文化・芸術はなくても食べるには困らないかもしれませんが、心が壊われてしまいます。
戦争中、歌舞音曲は禁止され、本すら燃やされました。
誰もが息ができなったあの児時代に戻ってはいけません。

呼吸といえば、国家情報会議の設置案が参議院で可決されました。
もう、お上の悪口を言うと、本気で捕まる時代になるのですね。
それだからこそ、声を上げないと、本当に息もできない国になってしまいそうです。

伊参スタジオ映画祭

伊参スタジオ映画祭の公募が始まりました。
伊参スタジオ映画祭は、「山の中の小さくて大きい映画祭」として群馬県の中之条役場がずーっと運営してきました。
今年で21回、何年か前から隔年なってしまいましたが、それでも頑張って、映画作りに力を貸してくださっています。

中之条を舞台に映画化を前提としてた中編・短編のシナリオ募集から始まります。
そして、大賞を取った作品は必ず映画化するのがお約束です。
「だから今、書きたい映画がある。」
「先行きが見えない生活、人生、未来。AIが普及して誰もが生成できる令和の時代にあなたが考えるシナリオ・映画を読み、観たいのです。」
伊参スタジオ映画祭2026のコピーです。
そう、AIで何でもできる、人間よりはるかに優秀で、面白い設定を、作品を創れるかもしれない時代だからこそ、あなたの想いや考えを書き続けることが必要だと思うのです。
人間は皆違う、誰ひとり同じではないからこそ、世界が成り立っているということを忘れてはなりません。
画一的な考えや、行動しかできなくなってしまっては、人間の進歩は終わりです。
マスコミが思考を止めている昨今、創作する人間こそが大きく動かなくてなりません。
様々な形で、様々な表現で、人間の力を、人間としての想いを映画を通してみせてやりましょう。
応募締め切りは7月1日(水)、シナリオ・センター事務局にチラシを置いてあります。映画祭HPからも応募規定が見れます。
シナリオ・センターからも、伊参スタジオ映画祭をきっかけに多くの監督、シナリオライターが巣立っています。

過去記事一覧

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