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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

心と頭

華氏マイナス320°

5月3日

シナリオ・センター会長の小林です。もう初夏へと向かっているのでしょうか。
急に冬からの解放ってかんじで、身体がイマイチついていけません。朝昼は暑くても、夜はちょっとひんやりとか・・・なにを着ればいいのかわからない。
でも、そろそろ夏っぽくしないとおかしい?とか、まだ4月だし?とか、急に寒くなるとイヤだしとか・・・いつもより準備に手間取る朝のひとときです。皆様はいかがですか。

5月3日は憲法記念日です。日本国憲法の施行記念として祝日としたのです。それだけ大事なことなのですよ、日本が戦わない国に変わるための憲法が生まれたのですから。
80年以上、戦争のない平和な日本であったのは、この平和憲法第九条「戦争放棄」があったからです。
なのに、12日の自民党大会での演説で、お上は、改憲の「時は来た」といったそうです。
何をもって改憲への「時が来た」というのでしょうか。
「発議にめどが立ったと言える状態で来年の党大会を迎えたい」と明言、強い意欲を表明。「およそ1年以内に発議ができる環境を整えるということを明示した」ということらしいのですが。
どの世論調査を見ても国民は、物価高をなんとかして欲しいがトップで、改憲を優先事項としてなど考えていませんし、改憲反対運動が全国的に広まっているというのに、何を考えて、言いだすのでしょうか。
私には「戦争したい!!」「戦争したい!!」と叫んでいるようにしか聞こえません。
どっかの国の裸の王様といわれる人みたいです。

華氏マイナス320

久々にチケットが取れて、野田MAPの「華氏マイナス320°」を観に行っていました。
私は突発性難聴で左耳が聴こえなくなってから補聴器をつけても、野田さんのペラペラぺラって感じの早口のセリフは、ほぼ理解ができないのです。
それでも、野田さんのお芝居のテーマが好きだから観にいっていましたが、面白さは聞こえた頃の半分、もうそろそろ観に行くのやめようかなぁと思っていたら、なんと一番前のど真ん中の席が取れて・・・。
ほぼ演者が私の目の前でお芝居をするので、もう大興奮。
私は、この10年以上年間30公演くらいはお芝居を観に行っているのですけれど、一番前のど真ん中って初めてで、いつも一番前の席の人をうらやましくみていたのですが、やっぱりすごい。

なんてったって今回は、野田さんのセリフもちゃんと聞こえた。(笑)
阿部サダヲさんはさすがだし、深津絵里さんは全くブランクを感じさせないうまさだし、広瀬すずさんはめちゃ可愛くきれいで動きがいいし、高田聖子さんと橋本さとしさんはなんといっても新感線のノリが楽しいし、大倉孝二さんは汗を飛ばすほどの熱演だし、橋爪功さんはしっかり舞台を押さえるし・・・堪能しました。
メフィストを演じた広瀬すずさんは、往年の野田マップに出始めた頃の宮沢りえさんを彷彿させるほどよく演じていました。

現代の科学の進歩が本当に人を幸せにするのか、命とはなにかを問いかけていると舞台だと思うのですが、野田さんの頭の中にはついていけなくて。(笑)
野田さんの独創的な発想と展開の見事さにはいつも惚れ惚れするのですが、見せて見せて見せていくこの舞台転換は目を離せません。
AIによって人間は全く考えないでいいところまで行ってしまうのではないかと常に危惧している私としては、心に沁みる舞台でした。

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