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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

人と人

一億人のシナリオ。

叡智

シナリオ・センター会長の小林です。明日から週明けまでは春の気候だとか。
今が一番いい季節だと言われてでかけたエジプト、熱波で30度以上の上、砂嵐で大変だったと友人の話。日本だけではなくどこの国へ行っても気候の変動に脅かされ、今までの生活はどんどん変わっているようですね。

気候変動は、様々な災害も産んでいて、世界中、山火事だとか洪水だとか大嵐だとか色々なことが起こっています。
世界中のお上は、こうした状況をどう思っているのでしょうか。
戦争なんてやっている暇などどこにもないと思うのですが、何故かどこもかしこも戦争がしたいのではないかと思うことばかりです。
戦争は、人間が起こすことですから、人間の叡智を持ってすれば、回避できるものです。相手を非難するばかりではなく、大きな目で物事をみることはできないのでしょうか。

米国防総省は普天間飛行場の辺野古への移設を巡り、辺野古に建設予定の滑走路とは別に、より長い距離の滑走路を日本政府が選定しなければ「普天間飛行場は返還されない」と明記する文書をまとめていたそうです。
アメリカから見たら、80年経った今でも日本は属国で占領しているのと同じなんでしょうね。
沖縄に行くたびにその思いは強くなりますが、ここまではっきりされて、日本のお上はどうするのでしょう。まだ、一緒に飛び跳ねるつもりなのでしょうか。
沖縄を二度と捨て駒にしてはいけないと思うのですが。

添削

シナリオ・センターの基礎講座は、すべて聴講だけで終わらせず、添削を必ず行うシステムです。
この添削こそが、たくさんのプロを生みだしたのだと自負しています。
とはいえ、この添削は、作者の書きたいことに(何を描くか)については添削しません。
描きたいものをより見えるようにする、伝わりやすいようにする技術を教えして、そこを添削するのです。
抽象から具象化するための技術です。

今日は、講座の添削講師の講師会でした。
どうすれば作者(受講生)に寄り添う添削ができるのか、より書きたいと思ってもらえる添削ができるのか、講師の悩みは深いです。
シナリオ・センターは、シナリオの書式を重視しています。
シナリオは映像にするための指示書です。演出するための、演技をするための、必要な道具や装置を作るための、照明や音楽、衣装などのための・・・映像に関わるあらゆる人が同じシナリオを読んで動くのです。
新井一は、映画制作の現場にいたからこそ、すべての関わる人がシナリオを読んで同じ方向へ向かうためのシナリオ作りを考えました。
その第一が書式、シナリオ形式なのです。同じ形式で描けば、おのずと同じものが見えてくるというわけです。
シナリオは、柱とト書とセリフで成り立っています。
柱は場所の指定です。そこにはドラマが始まる場所を指定して、その下に照明さんへの指示を書きます。
朝だったら朝の光、夜は灯とそれぞれ違う照明が必要な時は、それを指示します。で、照明を気にしなくていい昼間はあえて書きません。
そういう決まりがあれば、照明さんだけでなく、役者さんも監督さんも、衣装さんもみんな同じ意識を持ちます。
それがシナリオは指示書といわれる由縁です。

創作は自由です。あれこれ、あちらこちらに妄想をどんどん飛ばして、面白いものを創る楽しみをたくさんの方に味わってほしいと思います。
でも、他人に伝えるには、「とにかく成長のスイッチを押して、押して、押して、押して、押しまくってまいります」だけでは伝わりません。
抽象的ではなく具象的に変えて、見えるようにすること。それでなくては他人は共感しません。
添削は、自分の書いたものがちゃんと伝わっているかを知る手段です。
こう書いたから、こう言ったからわかるだろうと思っても、人は誰一人同じではない、皆違うのですから、必ずしも伝わるとは限りません。だからこそ、伝える技術が必要になります。
シナリオはドラマ作りだけではなく、誰もが想像できるように描くこと、政治にも日常生活にも役に立ちますね。

過去記事一覧

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