シナリオ・センターは「日本中の人にシナリオを書いてもらいたい」と思っている会社です。

シナリオセンター

HOME  >  シナリオ診断学から見たト書の誤り

シナリオ診断学から見たト書の誤り

シナリオ診断学から見たト書の誤り

映像芸術の描写は、1つのト書にかかっているといっても過言ではありません。しかし、少しぐらい間違っていても脚本の本質には関係ないと、ト書を軽く感じている脚本家も多くいらっしゃいます。これからシナリオを学ぶという方は、ト書にどのような誤りが多いのか知っておくことをおすすめします。

過剰ト書

初心者に多いト書の間違いです。ト書をきちんと書かなければいけないという使命感と何でも書いていいという誤解から、過剰ト書になるケースがあります。例えば、女性の服装を描写する際、「つばの広い帽子をかぶり、サングラスをかけ、赤いワンピースに白いカーディガンを羽織り、シルバーのサンダルを履き、黒いバッグを持っている」というように書くのは過剰ト書です。ドラマに必要なものだけを書きます。また、「男は両腕を後ろにつき、片足を投げ出すように座る」など、まるで演技指導するような描写も必要ありません。

過小ト書

過剰ト書とは反対に、ドラマに必要な人物や関係、小道具、リアクションなどを書かないケースです。頭の中でイメージがはっきりしないまま原稿用紙に向かうことで起こります。まず、柱を建てたら、このシーンには誰と誰がいるのかを書かずに始めたりしてはいけません。

また、電話でのやり取りの場合、ト書を書かずにセリフだけのやり取りを書くとします。これではただ電話をかけているというイメージしか定着しません。 どんな様子でかけているのかを書くことで、受け手のリアクションも変わってきます。

心理描写ト書

心理描写ト書

シナリオは小説と同じ原稿用紙で書くため、小説のようにト書で心理描写を書いてしまいがちです。例えば、「男の女を見る目が同情から愛しさに変わっていく」というように、心理描写をト書で書いても、画面には映りません。映画やテレビは画で心理描写をしなければいけないため、セリフやナレーションの映像表現を駆使します。

省略ト書

過小ト書と似ていますが、ト書はあるが筆が足りないというケースです。例えば、「姉と妹が何かを整理している」というト書では画になりません。そのため、「何か」が必要なのです。「祥子はタンスの中、葉子は机の中を整理している」や「手紙を整理している」などを書き足す必要があります。こちらも作者の中でイメージがまだ固まっていないことで起こります。このシーンでは誰と誰がいるのかをしっかりと書かないと、撮影の際に困ってしまうことになります。

ドラマや映画、アニメなど様々な分野で活躍する脚本家になりたいという夢をお持ちの方は、シナリオ・センターをご利用ください。シナリオ・センターは、シナリオライターの養成スクールです。基礎講座ではシナリオの書き方はもちろん、プロの現場でも活用できる表現技術を磨くことができ、修了後にはゼミナールでさらにシナリオの腕を磨くことができます。3つの講座をご用意しておりますので、自分に合ったやり方をお選び頂けます。

今まで多くのプロ脚本家や小説家を育成してきた実績があります。セミナーを提供している養成スクールをお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。